グローバリゼーションと人間の安全保障

著者: アマルティア セン , Amartya Sen(原著) , 加藤 幹雄(翻訳)
出版社: 日本経団連出版
ISBN : 9784818528406

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「グローバリゼーションは富める者をいっそう豊かにし、貧しい者をいっそう貧しくするとよく論じられますが、そのような結果になる場合でも、実際にすべてが画一的にそうなるわけでは決してありません。経済繁栄についてどのような指標をとるかによって、事態は大きく変わり、そこから出てくる答えも一様ではありません。グローバリゼーション反対の論拠を、単純に一枚の薄氷の上に置くことは、グローバリゼーション批判の論拠をきわめて危うくしてしまいます。(P.54)」
 Book Review『グローバリゼーションと人間の安全保障』 - 海外飛び出すことになったブログ http://locayrica.hatenablog.com/entry/2017/05/04/145239

「21世紀に入ってもなお、世界中に蔓延しつづける貧困、飢餓、不平等。それらが是正されない理由としてしばしば槍玉に挙げられるのが「グローバリゼーション」である。だが、諸文明の交流の歴史を辿るなかで見えてくるのは、グローバリゼーションは決して新しい現象でもなければ、西洋的価値の単純な押し付けでもないという厳然たる事実だ。現代のグローバル化を歴史的に位置づけ、「人間の安全保障」という観点から個人の生や自由を確保する重要性を日本人に向けて説く。真に公正な世界をどうつくるか。ノーベル賞経済学者センの射程の長さがうかがえる来日講演集。」
 https://www.amazon.co.jp/dp/4480098194/sasazamani-22

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「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)


"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")



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人間の安全保障
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