著者: ヴィクトール・E・フランクル , 池田 香代子(翻訳)
出版社: みすず書房
ISBN : 9784622039709
「フランクルは過酷な労働環境の中で、愛する妻の顔を思い浮かべます。その途端に、彼の中に光が差し込みます。どんなに悲惨な状況下でも、愛する人のことを想うだけで、それだけで無限のパワーが沸いてくるのですね。妻が生きているか死んでいるかわからないにも関わらず、です。
これが愛の力なのでしょうか。だとしたら、誰かを想うのに見返りなどは必要ないのかもしれません。また、生きているか死んでいるかも重要ではない。自分の中にその人が大切な存在として生き続けていれば、それだけで湧き出る力に変換できるのかもしれない。」
『夜と霧』感想 強制収容所集団心理分析と「生きる」ことの考察 - ポジ熊の人生記 https://www.pojihiguma.com/entry/yorunokiri-kansou
「著者は学者らしい観察眼で、極限におかれた人々の心理状態を分析する。なぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、被収容者たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。こうした問いを突きつめてゆくうち、著者の思索は人間存在そのものにまで及ぶ。というよりも、むしろ人間を解き明かすために収容所という舞台を借りているとさえ思えるほど、その洞察は深遠にして哲学的である。」
https://www.amazon.co.jp/dp/4622039702/sasazamani-22
「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)
"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")
フランクルの“フック”
https://society-zero.com/icard/512006
この記事は「 自由の相互承認(下)」の「参考文献」リストの一つです。
「知識カード」を編成したカード型専門書、iCardbookはスマホ時代の、新しいホンの形です。
This article is one of the "References list" of "「 自由の相互承認(下)」"
iCardbook, a card-type specialized book that organizes “Knowledge Cards” is a new form of book in the smartphone age.
・通学・通勤のスキマ時間にさくさく読める
・著者の頭の中の、「設計図」がすぐわかる
・アマゾン・プライム会員は、無料で読める
About | 「×(かける)哲学」プロジェクト: http://timesphilosophy.blogspot.com/p/about.html
苫野 一徳 https://www.facebook.com/ittoku.tomano
「KUMADAI NOW」社会や教育の原理を探求する(苫野一徳) | 熊本大学 https://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/kouhou/kouhoushi/kumadainow/laboratory/k170131