著者: 柄谷 行人
出版社: 文藝春秋
ISBN : 9784166609536
「山に住む「山人」の研究を放棄して、定住農民=「常民」を中心とした「民俗学」へ。これが従来の柳田理解でした。しかし、本書で思想家の柄谷さんは「遊動性」という概念を導入して、この認識に画期的な転回をもたらしました。柳田は「山人」を通じて、社会変革の方法を生涯、探求していた――。読み進めていくうちに柳田の「可能性の中心」がくっきりとした像を結ぶ知的興奮に満ちた新書です。」
文春新書『遊動論 柳田国男と山人』柄谷行人 | 新書 - 文藝春秋BOOKS https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166609536
「民俗学者・柳田国男は「山人」を捨て、「常民」に向かったといわれるが、そうではない。「山人」を通して、国家と資本を乗り越える「来たるべき社会」を生涯にわたって追い求めていた。「遊動性」という概念を軸に、その可能性の中心に迫った画期的論考。」
https://www.amazon.co.jp/dp/B00J99RVFU/sasazamani-22
「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)
"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")
「遊動性」ゆえの「互酬性」
https://society-zero.com/icard/905738
この記事は「 自由の相互承認(下)」の「参考文献」リストの一つです。
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