著者: アントニオ・ネグリ , マイケル・ハート , 水嶋 一憲(監修) , 幾島 幸子(翻訳) , 古賀 祥子(翻訳)
出版社: NHK出版
ISBN : 9784140911990
「著者は、〈共〉こそがそうした「所有」への呪縛を乗り越えてゆける概念であり、「人民」や「労働者」といった特定の単位に収斂(しゅうれん)されない多種多様な人びとの集合体=マルチチュードが依拠し、蓄積すべきものだと説く。
「「コモンウェルス」とは何か?―ますます進行するグローバリゼーションのなかで、国境を越えて私たちに働きかけてくる“帝国”という権力と、それに対抗する多数多様な人びとの集合体=マルチチュード。“帝国”が法にのっとって収奪を試みるのも、マルチチュードが生産し、かつ“帝国”と闘うための武器とするのも、“共”という富=コモンウェルスである。それはいかにしてつくられ、どのような可能性を秘めるのか。絶対的民主主義を追究する“帝国”論の完結篇」
https://www.amazon.co.jp/dp/4140911999/sasazamani-22
「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)
"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")
マルチチュードの問題
https://society-zero.com/icard/597321
この記事は「 自由の相互承認(下)」の「参考文献」リストの一つです。
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