著者: 柄谷 行人
出版社: 岩波書店
ISBN : 9784006002336
「周知のように柄谷は前著『トランスクリティーク』(岩波現代文庫)で、カントからマルクスを読み、マルクスからカントを読むという「パララックス・ビユー(強い視差)」に基づいて、マルクス思想のうちに潜む新たな可能性を、マルクスが「アソシエーション」という言葉で示唆した「超越論的仮象」としての新たな互酬性の領域(交換様式D)に基づいて明らかにしようとした。柄谷はそこにこそ資本制を真に超え出てゆく可能性を見ようとしたのだった。」
高橋教授の書評空間: 世界史の構造 :柄谷行人 http://prof-takahashi.blogspot.com/2011/06/blog-post_14.html
「カントからマルクスを読み、マルクスからカントを読む。移動と視差による批評(トランスクリティーク)によって、社会主義の倫理的=経済的基礎を解明し、資本=ネーション=ステートを超えた社会への実践を構想する。英語版に基づいて改訂した著者の主著の決定版。」
https://www.amazon.co.jp/dp/4006002335/sasazamani-22
「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)
"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")
三つの交換様式
https://society-zero.com/icard/250471
この記事は「 自由の相互承認(下)」の「参考文献」リストの一つです。
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