著者: 立川 武蔵
出版社: 講談社
ISBN : 9784061596009
「「空の思想」の最初の歴史的な出現となった『大般若経』や、「空の論理」の根源的な思索者ともいうべき2世紀の哲人ナーガルジュナ(龍樹)についても、中村元の名著『龍樹』をはじめ、それなりの取り組みがある。が、時代を貫くものはあまりない。だから、本書は(いまだわかりにくいところも多いのではあるが)、得がたい一冊だということになる。」
846夜『空の思想史』立川武蔵|松岡正剛の千夜千冊 https://1000ya.isis.ne.jp/0846.html
「一切は空である。神も世界も私すらも実在しない。インド仏教がその核心として生んだ「空の思想」は絶対の否定の果てに、一切の聖なる甦りを目指す。やがてこの全否定の思考は、チベット・中国・日本への仏教東漸の中で、「世界を生みだす無」「真理としての空」という肯定色を強めていく。アジアで花開いたラディカリズムの深い変容を追う二千年史。」
https://www.amazon.co.jp/dp/B01851DZNY/sasazamani-22
「テクストとは多次元の空間であって、そこではさまざまなエクリチュールが、結びつき、異議をとなえあい、そのどれもが起源となることはない。テクストとは、無数にある文化の中心からやって来た引用の織物である。」(ロラン・バルト「作者の死」『物語の構造分析』)
"The text is a multidimensional space, and there, the various Ekritule are connected and challenged, none of which originates. The text is a woven fabric of quotes that came from countless cultural centers."(Lauren Barth "Death of the Author" "Structural Analysis of the Story")
自由の一条件としての「動物化」
https://society-zero.com/icard/974491
この記事は「 自由の相互承認(上)」の「参考文献」リストの一つです。
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