専門職に必要な力

自ら学び、自ら考える力が求められているのは、専門家も同様だ。かつてプロフェッショナルといえば、その専門領域に固有の知識・技能に精通したスペシャリストであるとされ、そのことが一つの社会的信頼の根拠となっていた。

しかし移り変わりの速い現代にあっては、これら専門知自体が流動化し、急速に自己更新し続けている。そのためプロフェッショナルもまた、固定的な知識・技能に安住することなく、自ら学び、自ら考える力が求められている。


■参考文献
『省察的実践とは何か――プロフェッショナルの行為と思考――』  ドナルド・アラン・ショーンI):米国の哲学者(一九三〇~一九九七年)。元マサチューセッツ工科大学都市工学科教授。反省的実践の概念を提唱し、組織学習理論に貢献した。イェール大学で学士号を取得後、ハーバード大学で哲学の修士号・博士号を取得。学位論文はデューイの探求の理論に関するもの。[編集部] 原著一九八三年

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