神経回路と精神疾患

精神疾患は、神経回路の何らかの部位が正常に働かずに、外界からの入力に対して、適切な出力が生成できない状態と考えられます。

しかし、これまでの疾患研究には、こうした神経回路レベルの視点はあまり導入されておらず、脳領域間の協調などといったよりマクロなレベルでの研究、あるいは遺伝子変異や分子メカニズムなどといったよりミクロなレベルでの研究が先行してきました。

今後は、両者をつなぐ神経回路レベルでの知見が増えることで、精神疾患の根本的なメカニズムの理解がさらに進むことが期待されます。


■参考文献(本のタイトルをクリックしてアクティブラーニング)


◎この文章に興味、関心を持ったら下記電子書籍を手元に。
それには表紙画像をクリック

この記事はiCardbook、『脳と情報——神経回路と記憶のメカニズム——』を構成している「知識カード」の一枚です。

◎iCardbookの商品ラインナップはこちらをクリック

◎iCardbookについて
・アイカードブック(intelligent card book 略称:iCardbook)とは https://society-zero.com/chienotane/archives/5067