サービス量決定のステージでは、生産物の物量と付加価値向上に寄与する資本基盤(付加価値資本基盤)を投入して、生産物のサービス量を決める。
生産物の物量が大きいほど、付加価値資本基盤投入量あたりの生産物のサービス量が大きくなる。付加価値資本基盤投入量が大きいほど、生産物の物量あたりの生産物のサービス量が大きくなる。
通過資源を投入しない生産I):四つの「生産」タイプのうち、人的サービス創出型(歌を歌って対価をもらうケースなど)と自然資本基盤創出型(荒れ地を農地にするケースなど)によって構成される生産の場合。
(四つの「生産」タイプは、見よ「知識カード26」。では、生産物の物量はゼロとなり、付加価値資本基盤の投入量のみが「生産物」のサービス量を決定することとなる。II):自然資本基盤創出型において、その生産の過程で除去された自然物が不要物となる場合がある。この場合には、発生した不要物分の通過資源が投入されたものとみなす。この場合には、この通過資源量を抑制するための省資源資本基盤が投入される。
■参考文献
『エコロジカルな経済学』 第五章・第二節 ごみがでる生産の理論 倉阪 秀史 二〇〇三年
倉阪秀史「「環境と経済に関する理論的フレームワークと政策適用について」 『千葉大学公共研究』第三巻第四号 二〇〇七年三月[編集部[編集部]
★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか—— 資本基盤マネジメントの経済理論へ——(下)政策展開の経済理論』を構成している「知識カード」の一枚です。
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註
I. | 戻る | :四つの「生産」タイプのうち、人的サービス創出型(歌を歌って対価をもらうケースなど)と自然資本基盤創出型(荒れ地を農地にするケースなど)によって構成される生産の場合。 (四つの「生産」タイプは、見よ「知識カード26」。 |
II. | 戻る | :自然資本基盤創出型において、その生産の過程で除去された自然物が不要物となる場合がある。この場合には、発生した不要物分の通過資源が投入されたものとみなす。この場合には、この通過資源量を抑制するための省資源資本基盤が投入される。 |