アーレントにおける〝who〟と〝what〟

そのような現代の経済社会において、わたしたちは、〝who〟——「自由」な人間としてどのような個人でありうるか——ではなく、〝what〟 ——労働システムのどのような歯車であるか——として生きている。そしてそれは、決して「自由」な社会ではあり得ない。そうアーレントは言うわけだ。


■参考文献
『人間の条件』 ハンナ・アーレント 原著一九五八年

苫野一徳Blog(哲学・教育学名著紹介・解説): アーレント『人間の条件』[編集部]

★この記事はiCardbook、『自由の相互承認—— 人間社会を「希望」に紡ぐ ——(下)未来構築の実践理論』を構成している「知識カード」の一枚です。

◎iCardbookの商品ラインナップはこちらをクリック