脳機能は神経回路で説明できる その二

外部環境に対して、脳がどのような思考、意思決定、運動などを生み出すか、という問題は、神経回路からどのような出力が生成されるかによって決まる(神経回路ベースの考え方)、と言っても過言ではありません。

神経回路をベースとした考え方に対して、脳領域を基本単位とした一般的な説明とは異なるという反論があるかもしれません。しかし、これはよりミクロな神経回路という機能単位により重点を置いたということであり、他の説明の仕方と相反はしません。

より細かい神経回路レベルでの議論が可能になったのは、近年の研究により新しい科学的知見が多数得られてきたことも大きな要因です。


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