類人猿の社会

類人猿の社会は分類群によって全く異なる。

小型類人猿のテナガザルは一夫一妻のペアをつくる。ヒト科のうち、オランウータン属は典型的にはオスもメスも単独で生活し、ゴリラ属は単雄複雌群をつくることが多く、そしてチンパンジー属は大きな複雄複雌群をつくる。体サイズの性差は大きい方からゴリラ、オランウータン、チンパンジー、テナガザルとなる。


■参考文献
『人類進化論―霊長類学からの展開——』第四章 霊長類の性と進化  山極 寿一 (裳華房、二〇〇八年)

★この記事はiCardbook、『人類の社会性の進化(Evolution of the Human Sociality)(上)「社会」の学としての霊長類学』を構成している「知識カード」の一枚です。

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