拡大生産者責任原則

拡大生産者責任とは、製品の生産時のみならず消費後の環境負荷についても生産者に責任を負わせようとする環境政策のアプローチである。

製品廃棄物の処理責任を市町村から生産者の側にシフトさせ、製品の設計段階で環境配慮を行う誘因を与えるようとするものである。引き取り処理などの物理的責任を求める場合と処理費用の負担という経済的責任を求める場合の双方がある。


■参考文献
環境政策論 第三版』 第九章・第二節 拡大生産者責任(extended producer responsibility)の原則  倉阪 秀史 二〇一五年

OECD(2016) Extended Producer Responsibility: Updated Guidance for Efficient Waste Management

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