例外なく脳のすべての領域は、神経細胞の集合によって形成されており、脳が行う情報処理の本質は、各脳領域の神経回路において、連鎖的に入出力が繰り返されていくことです(図3、4、動画1、3)。
この連鎖的な神経回路の活動は、ほぼ無限の組み合わせが可能です。まったく同じ経験をしても(同じ入力を受けても)、発現する行動や情動には大きな個人差があります。
これは、個々の脳における神経回路の出力パターンが違うためと捉えることができます。
■参考文献(本のタイトルをクリックしてアクティブラーニング)
『脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす(ブルーバックス)』 甘利俊一(講談社、二〇一六年)
『ニューロンから心をさぐる (岩波科学ライブラリー (64))』 桜井芳雄(岩波書店、一九九八年)
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