自由主義経済とグローバル化

個人の欲求を満たそうとする自由主義経済は、情報機器の発達とあいまって個人化の傾向を促進し、家族や共同体の崩壊を助長する。

グローバル化は国境を越える物と人の動きを加速し、国の制約を小さくするように働く。その結果、経済的格差は広がり、少数の人に富が集中するようになった。


■参考文献
「こころの起源―共感から倫理へ」  山極寿一(『<こころ>はどこから来て、どこへ行くのか』所収 [一五五~二〇〇ページ]  河合俊雄・中沢新一・広井良典・下條伸輔・山極寿一(岩波書店、二〇一六年)

★この記事はiCardbook、『人類の社会性の進化(Evolution of the Human Sociality)(下)共感社会と家族の過去、現在、未来』を構成している「知識カード」の一枚です。

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