パターン分離

逆に、入力Aと入力A’が類似していても、神経回路内でまったく別な経路を辿り、異なる出力パターン(例として出力Bと出力C)を生成することもあります(動画6)。

このように、二つの入力パターンの相違度よりも、出力パターンの相違度を大きくするような回路演算をパターン分離と呼びます。脳が似たような感覚情報を受けても、それらを別のものとして識別できるのは、このメカニズムによると考察されます。

 

動画6:神経回路のパターン分離


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