神経細胞の自発活動

さらに重要な点は、神経細胞が自発的に活動しているという性質です。

コンピュータ回路では、入力が存在しなければ、個々の計算単位(ノード)はまったく活動しないことが原則です。

一方、神経細胞は入力が存在しなくても、次々に自発的に活動するという性質を持っています。実際に、眼を閉じていても、麻酔をかけても、脳の神経活動が完全に無くなることはありません。いかなる時でも、神経活動はどこかの部位で常に発生しています。


■参考文献(本のタイトルをクリックしてアクティブラーニング)

『ニューロンの生物物理 第二版』  宮川博義・井上雅司(丸善出版、二〇一三年)

『神経とシナプスの科学 現代脳研究の源流 (ブルーバックス)』  杉晴夫(講談社、二〇一五年)


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