脱物質化-物量とサービス量の選択

消費者は、生産物の物量とサービス量の組み合わせを自由に選ぶことはできず、生産者が市場に提供する物量とサービス量の組み合わせ(技術集合)の中から選択することになる。

仮に、全く同じサービス量が得られるものであれば、必ず、物量が小さい選択が選ばれる。このため、生産者は、同じサービスを提供する際に要する物量を減らす努力、つまり脱物質化の努力を行うこととなる。※I):なお、レンタカーではなくマイカーを好むなど、通過資源や人工資本基盤を所有し、消尽すること自体に価値を見出す人がいる場合には、この限りではない。


■参考文献
エコロジカルな経済学』 第五章・第四節 ムダを減らして環境を守る  倉阪 秀史 二〇〇三年

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I. :なお、レンタカーではなくマイカーを好むなど、通過資源や人工資本基盤を所有し、消尽すること自体に価値を見出す人がいる場合には、この限りではない。