リチャード・ノーガードは、デイリーの考え方は、環境システムの閾値が人間によって変えられないものとしてあらかじめ与えられているというイメージを広める点で適切ではないと考えている。
ノーガードは、「文化がそれに適応するよう環境に影響を与えると同時に、環境はそれに適応するよう文化に影響を与える」というように、社会システムと環境システムの変化を「共進化」のプロセスとして捉えている。
■参考文献
『裏切られた発展 進歩の終わりと未来への共進化ビジョン』 リチャード・B・ノーガード 原著一九九四年
★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか(上)視座と理念の転換』を構成している「知識カード」の一枚です。
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