神経回路には、記憶痕跡のような秩序のあるシナプス結合の配線パターンが内在しているため、神経細胞集団の自発活動パターンにも、ある程度、秩序が存在します。
実際に、複数の神経細胞の自発活動パターンを記録すると、例えば、細胞A→B→Cというように順番に活動するようなシークエンス様の構造が繰り返し検出されることがあります(図21)。
■参考文献(本のタイトルをクリックしてアクティブラーニング)
『進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)』 池谷裕二(講談社、二〇〇七年)
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