子殺しがよく起こるヴィルンガでは、半分以上の群れが成熟したオスを二頭以上含む複雄群であり、また、メスと一緒にいないオスたちは、彼らだけでオスグループをつくることが多い。
一方、子殺しがほとんどないカフジやムカラバでは、そのほとんどが単雄群であり、複雄群はまれで、オスグループも存在しない。
■参考文献
『ゴリラ 第二版』第五章 変化する社会 山極寿一(東京大学出版会、二〇一五年)
★この記事はiCardbook、『人類の社会性の進化(Evolution of the Human Sociality)(下)共感社会と家族の過去、現在、未来』を構成している「知識カード」の一枚です。
◎iCardbookの商品ラインナップはこちらをクリック