葉食者と果実食者:活動リズムの違い

さらに、主な食物によって活動時間にも違いがみられる。

消化に時間のかかる葉を主食とするマウンテンゴリラなどでは朝と夕方に採食時間が集中し、昼間は休んで消化に費やすというリズムが生じる。その一方、果実食者のテナガザルやチンパンジーは消化のために休む必要がないので、一日中同じように食事を続ける。


■参考文献
『サルはなにを食べてヒトになったか―食の進化論』  山極寿一(女子栄養大学出版部、一九九四年)

★この記事はiCardbook、『人類の社会性の進化(Evolution of the Human Sociality)(上)「社会」の学としての霊長類学』を構成している「知識カード」の一枚です。

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