性皮腫脹の有無にかかわらず、霊長類のメスにはヒトと同様に月経周期があり、周期の半ばに排卵が起きる。
排卵は、エストロゲンとプロゲステロンという二つのホルモン分泌量の急激な変化と関係する。月経からしばらくしてエストロゲン量が上昇、ピークを迎えたのち急激に低下する。それと同時に排卵が起き、その後プロゲステロン量が上昇する。
■参考文献
『人間の性はどこから来たのか』 榎本知郎(平凡社、一九九四年)
『性の人類学―サルとヒトの接点を求めて』 高畑由紀夫編著(世界思想社、一九九四年)
★この記事はiCardbook、『人類の社会性の進化(Evolution of the Human Sociality)(上)「社会」の学としての霊長類学』を構成している「知識カード」の一枚です。
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