市場での意思決定では、生態系からの恵みの持続可能性を確保できず、最良の自然科学的知見を踏まえて、予防原則にのっとって対策を講ずる必要がある。
このとき、対策の程度を決定するためには、生態学、農学、工学をはじめとするさまざまな学問の知見を踏まえつつ、社会的・集団的に意思決定を行う必要がある。
このため、エコロジカル経済学は、必然的に学際的なアプローチを採用することとなる。※I):「エコロジカル経済学は、さまざまな関連する視点から、経済システムと生態系のシステムの相互作用を研究する学際的な分野である」(Ecological Economics - an introduction、 p.3)
■参考文献
Ecological Economics - an introduction、 Edwards-Jones、 G.、 Hussian、 S.、 Davies、 B.(2000)Blackwell Publishing
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註
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