●制度や仕組みのリ・デザイン 教育界にも

エドテックもプログラミング教育も、アクティブラーニングも、正しくその概念が産まれ出でた「文脈」を理解して対応するのでないと、間違える。

社会がsociety5.0へと変容しようとしている現実がまずあって、それへの対応にデジタルの力を借りよう、ということであって、技術ありき、ツールありきなのでない。

●「教育」は「学び」に変わる https://meti-journal.jp/p/305
「佐藤さんは何と戦っているのですか。
『教育はこうあるべき』という既成概念です。」
「教育は長らく、教室や先生といった、既存の枠組みを前提に捉えられてきました。しかし、今回の議論はこれまでの教育を前提とせず、社会はどんな人材を求めているのか、どんな人材が活躍できるのか、つまり社会の変化から必要とする教育のあり方を自由に議論することができました。エドテック推進の旗を振ってきた身からすると、ある種の感慨もあります」。

●「未来の仕事」に備えて――終身雇用の終わりと教育、法制度のあり方 | TechCrunch Japan https://jp.techcrunch.com/2018/07/27/2018-07-25-preparing-americans-for-the-jobs-of-the-future/
法制度を見直さなければならない。就労をめぐる環境が大きく変わってきたからだ。

たとえば、「従来の「被雇用者」という枠におさまらない、およそ1500万人もの労働者には、雇用者・被雇用者という関係が前提の20世紀に生まれた法制度が当てはまらない」。
・「ハーバード大学エクステンションスクールの学長を務めるHunt Lambertによれば、最近大学を卒業した人たちは、社会人生活の中で3つの異なるキャリアを渡り歩き、約30もの仕事に就く可能性があるのだという。さらに多くは個人事業主、もしくはフリーランスとして仕事に携わることになる」。
・「機械が徐々に「人間の」仕事をこなせるようになれば、労働者は以前とは違う仕事を担当するか、新たな仕事を求めて別の業界に移らなければならなくなる。」

●あと10年、これが分からないビジネスパーソンは生き残れない | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト https://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2018/07/10-49.php
「プログラミング」。プログラミング的発想を学ぶための要素を各教科(国語や数学、理科、社会にも)に取り入れた教育が小学校で、2020年度からは全国で始まることが決まっている。
「小学生のうちからプログラミングを学んだ子供たちは、早ければ7〜8年で新入社員として会社に入ってくる。AIには取って代わられなくても、プログラミングを知っていなければビジネスで生き残れない時代がやって来る」。

●「論理思考」を学んで頭のOSを入れ替えよう | THE21オンライン https://shuchi.php.co.jp/the21/detail/5148
「具体的なキャリアビジョンがなくても、学んでおいて損はないビジネススキルがある」、それは、「論理思考」。
それはまさに2020年度から小学校で始まる「プログラミング」。そこでは「コーディング」というより、「プログラミング的発想」を学ぶのが主眼だからだ。だから国語や数学、理科、社会といった全教科に盛り込まれる内容。

●「思考力がある人にプログラミングを教える」と、「プログラミングで思考力をつける」とは違う | ちえのたね|詩想舎 http://society-zero.com/chienotane/archives/5297
ひとつ注意したいのが、「文部科学省では『プログラミング教育』という表現はあまり使っておらず、今日の開会のあいさつでも私は『プログラミング的思考』『論理的思考力を養う』などと説明した」、といった点。つまり「課題解決能力」「コミュニケーション能力」「情報リテラシー」などの「21世紀型能力」を養うのに必要な「『プログラミング的思考』『論理的思考力を養う』」が目指されているのだ。

●人生100年、「学び直し」には本当に効果がある 東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/230901
「効果の高い学び直しは、大学や専門学校等での学習である可能性が高い。ただし、比較的簡単に始められる書籍による独学等でも、一定程度の効果が観測できる結果となっている。」

「OECD(経済協力開発機構)諸国において、25歳から64歳のうち教育機関で学習をしている人の割合は、日本では2.4%しかなく、OECD平均の11%を大きく下回る形となっている。」

●「国際平和のためのひろしまアクティブラーニング」最優秀チーム決定 - 産経ニュース https://www.jiji.com/jc/article?k=000000204.000003287
「「国際平和のためのひろしまアクティブラーニング」とは、SNSやテレビ会議システムなどICTの活用により、学年や地域を超えて「平和実現」や「SDGs」について議論するイベントです。「課題解決能力」「コミュニケーション能力」「情報リテラシー」などの「21世紀型能力」を身に付けることができます。」

●FREE UNIVERSITY 株式会社 https://free-university.co.jp/
サービスコンセプトは「FREE(無料)」「FREE(自由)」「FREE(無限)」で、大手オンライン大学の人気教授や国内大学のベテラン講師、実力派進学塾の代表、元プロスポーツ選手など各回の著名人が講師陣として参加を表明している。」

●オンラインプラットフォームが間もなく変える3つの業界の常識 | readwrite.jp http://readwrite.jp/news/38341/
オンラインプラットフォームの次の標的は、金融ガイダンス、高等教育、保険業。
「オンライン学校というコンセプトは新しいものではないが、若い世代が大学生になり、またより多くの成人が勉学し続けることを求めるようになるにつれて、優れたオンライン教育プラットフォームを持つ学校にお金が集まるようになることだろう。」

 

┃Others あるいは雑事・雑学
●ハーバードやスタンフォードが行う「無料の講義」の中身とは? https://zuuonline.com/archives/187553

●edX講義の日本語 「副読本」 カード型専門書eBook! http://society-zero.com/icardbook/008/index.html

●持続可能な住まいづくりに関して学べるWebサイトを開設|Business & Public Affairs Web Site https://bp-affairs.com/news/2018/07/20180723-7731.html
「積水化学工業は、東京書籍と連携し、小学校高学年から中学校の子供たちを対象とした、環境について学ぶことができるサイト「EduTown SDGs」を2018年7月17日に開設し、電子教材配信を開始した。」

●教科書の単元内で活かせる!プログラミング教育 教育指導案を無償提供 | サイボウズ株式会社 http://topics.cybozu.co.jp/news/2018/07/24-7306.html