知のパラダイムシフト

●あらたな時代の本のスタイルを求めて

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●あらたな時代の本のスタイルを求めて http://www.dotbook.jp/magazine-k/2014/12/31/new_style_for_new_books/

書物について「内容」からではなく、むしろスタイルやデザインといった「形式」の側面から考察した。

●電子書籍で年間1000万円稼げちゃいました ── 漫画家・鈴木みそさんインタビュー(後編) http://www.gunsu.jp/2014/12/GunSu-201501-interview-Miso-Suzuki.html

電子書籍市場に、大きなふたつの流れ。市場拡大により、リアル書店に接近していく。つまり、売れる人はより売れて、売れない人はぜんぜん売れないという二極化。その一方で、ネットの普及によってツイッターやブログを使い、自分でプロモーションすることが可能になってきている。過去あった障害を乗り越えていく契機、つまりこれまでは、「漫画で儲けておいて「売れない学術書を赤字でも出し続ける、これこそが文化です」って言ってるところが、ちょっと間違ってるわけですよ。数が売れないんだったら、1部2万円とかで出せばいい」。「熱狂的な1000人」を見つけ出せる環境が整ってきているのだから。

●2014年の電子書籍市場、記者が注目したトピックベスト3 http://dmm-news.com/article/906016/

漫画誌の新時代を告げる「少年ジャンプ+」/進むセルフパブリッシングサービスの提供/図書館資料のデジタル化。

●講談社、全コミック誌を電子化へ 紙と同時配信 http://www.asahi.com/articles/ASGDW4T7ZGDWUCVL00D.html
講談社はグループ会社の中に、印刷会社を持っていて、デジタル対応の変わり身が早い。

●「群書類従」も電子化、2014年の国内電子書籍は専門書が充実の傾向 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141226_682131.html
「専門書の電子書籍配信を行うようになった出版社としては、人文科学系では青土社、青弓社、国書刊行会、創元社、社会科学系では勁草書房、有斐閣、法律文化社、第一法規など」。

●思い立ったら新書−−–−1月20日に『イスラーム国の衝撃』が文藝春秋から刊行されます http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-244.html
「新書」というスタイルが持つ価値について。「別にベストセラーになる必要はなくて、この本が1万5000部ぐらい出れば、私が近く出すことになっている本などはそれに応じて学術書としてはかなり多めの部数に設定してもらえますから、学術書にしては安価に出すことができ」ます。

●江戸開府以前から昭和後期までの貴重な古地図をブラウザで見まくることが可能な「ゼンリンバーチャルミュージアム」 http://gigazine.net/news/20150102-zenrin-virtual-museum/


江戸開府以前から昭和後期までに作成されたさまざま種類の地図が約220個も公開。(ゼンリンバーチャルミュージアム http://www.zenrin.co.jp/zvm/ )

● 2015年の焦点(3):5大トレンド http://www.ebook2forum.com/members/2015/01/joe-wilkert-expects-five-major-trends-in-2015/
定額モデルにおけるコンテンツの拡張/コンテンツのスマート化/バンドルとスポンサーで収益源を広げる/ブランドはメディアの枠を超える/コンテンツの再利用が一般化する。

●ゲラヨミ! - かんき出版 http://www.kanki-pub.co.jp/pub/gerayomi/
これから発売される書籍の原稿(ゲラ)を発売前に読めるサービス。

●【徹底比較】月400円で雑誌70冊以上読み放題!「dマガジン」vs「ビューン」読みたいものがあるのはどっち? http://kosstyle.blog16.fc2.com/blog-entry-3246.html

全ページ読めるわけではないというのは共通の特徴。結論、「個人的には、どうしても読みたい雑誌が「ビューン」にしかない場合を除き、無料で31日試せる「dマガジン」をおすすめします」。

●dマガジン | 多彩なジャンルの人気記事がいつでもどこでも読み放題! https://magazine.dmkt-sp.jp/
安いし、そのくせ100誌を超える雑誌が見れる、のはすごい。しかし、意外と見れないページも多い/1冊あたりのデータが結構大きい/UIが最悪。「通勤時ではなく、家でWiFiで見るのが無難http://blogos.com/article/101743/ )」。

●IoTの成長と雑誌の役割 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20141226/396508/
紙の媒体とWeb媒体のいいとこ取り。「より専門的な情報は、ページ数に制約がなく、素早く記事にできるWebで日常的に発信していきます。幅広い読者層に関わる情報は、一覧性の高い紙の雑誌でまとめて読んで」もらう。日経テクノロジーオンライン。

●(言論空間を考える)問われる既存メディア 鴻上尚史さん、津田大介さん http://www.asahi.com/articles/DA3S11510778.html
言論が極端に先鋭化する「タコツボ化」。「娯楽感覚で、誰かを激しく攻撃する。それをまとめサイトが取り上げて、さらに拡散、炎上していく」。知性や論理ではなく、人々の感情を揺さぶり、感情を動かす言葉を発信する力。ネットにはそういった巧者に溢れている。溢れているばかりか、メディア業界が想定している以上に巨大な存在になっている。抗するには、「校長先生による正しさが詰まったスピーチは退屈だったけれど、担任の先生が卒業式の後にさりげなく語った言葉が現実を生き抜く指針となる。既存メディアはそこを目指すべきではないか」。

●編集者が知る「稼げるライター」と「稼げないライター」の違い - 年収800万くらい稼ぐフリーライターになる方法 http://bit.ly/1KqDibz
稼げないライターの多くが「原稿を自分の“作品”だと勘違いしている。完成度より、締め切りに間に合わせる、というビジネスルールの順守のほうが大事。間に合わせたがための、完成度の未熟さは、編集者が直してくれる。「記事」はあくまで、ライターと編集者の「共同作業」の成果物

●「エキサイトニュース」に漫画・図解カテゴリを新設 http://corp.excite.co.jp/press/excitenews20141211/


コマめくり。コミックがノン・スクロールでスマホ対応に成功し、浸透している。ならばそれを新たなジャーナリズムのツールにしてはどうか。

●popInの読了測定技術「READ」、200媒体以上に導入/導入メディアでのデータ活用例を公開 http://markezine.jp/article/detail/21621

記事の執筆者別にデータを集計し、ユーザーエンゲージメントへの貢献を可視化し、執筆者へのフィードバックやパフォーマンス評価することが可能。