●いまどき若者の情報探索行動

B:暮らしと職場の風景を変えていく(個人の意思決定と情報社会)

●女子ヘルプデスク今昔物語 第3話:「報告書、スマホで書いてもいいですか?」 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1606/24/news010.html
30分足らずで2000文字でかけるのなら、確かに、わざわざキーボード入力を覚える必要はないか=「これから報告書、スマホで書いてもいいですか? 帰りの電車の中で書いたら、時間の節約にもなるし、早く帰れると思うんです」。

●津田大介「読まずにシェアするスマホ世代の特徴」 http://dot.asahi.com/wa/2016072900096.html
読まずに他人にシェアすることは、新聞、雑誌の場合はあまりなかったのでは。
「昔から多くの新聞読者は見出しを流し見して読む記事を決めていたし、電車で週刊誌の中づり見出しを見て、問題をわかったような気になって天下国家を語る人も少なくない」ことはあったにしても。
ところがネットでは、「読まなくてもシェアする」人がいる、それもむしろ主流派として。
59%は記事のタイトルだけで見て、シェアすることで満足している。リンク先の記事に飛んで内容を確認する人の割合は残りの41%に過ぎない」。これが米国のコロンビア大学とフランスの国立情報学自動制御研究所の共同研究チームによる調査結果。

●2016年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する定点調査(20~69歳の男女対象) http://www.lisalisa50.com/research20160727_4.html
現在利用しているSNS:「Facebook」「Twitter」が4割、「Instagram」が2割。
・2015年7月調査より「Facebook」は6.3ポイント減、「Instagram」は6ポイント増
・2016年上半期に最も利用したアプリのジャンル上位は「天気、ゲーム、SNS」
・よく利用しているニュースアプリ「SmartNews、LINE NEWS、グノシー」増加傾向に

●日本はいまだにPC中心の、メディアシフト後進国 【Connected Life2016】 http://kantar.jp/whatsnew/2016/03/_pcconnected_life2016.html
海外のネット接続はモバイル中心なのに対し、日本ではモバイルからの接続は少なく、いまだPCからの接続シェアが最も多い。
パソコンを買う豊かさと、ガラケーという特殊文化のゆえ? それともゲームに夢中だから?

●日本のスマホユーザーにおけるゲームアプリ利用時間は米国の3倍 http://japan.cnet.com/marketers/news/35085005/
日本においては、アプリ総利用時間の50%以上が25~44歳層によるもの。世界の他国とは違う傾向。

ただし、ゲームに絞ってみてみると、日本における13~44歳のスマホユーザーは、1日あたりのゲームプレイ時間が3倍以上あり、45歳以上の年齢層でさえ、他国の最も若い年齢層の2倍以上ある。

●EC利用デバイスは50代の約8割がPC、20代の約5割がスマホ、世代による二極化が判明 https://netshop.impress.co.jp/node/3288
ネット通販の利用頻度:「1ヶ月に1回」 48.2%、「2~3週間に1回」 22.3%、「1週間に1回」 17.5%。
利用しているデバイス:PC 78.3%、スマートフォン 44.1%。
ネット通販の購入商品:男性は1位が「家電製品」(17.3%)、2位「書籍」(16.6%)、3位「日用品」(11.1%)。女性は1位が「洋服」(16.2%)、2位「化粧品」(11.5%)、3位「書籍」(11.0%)。

●行きたいお店は「インスタ検索」してスクショをLINEする。女子大生に聞いた、お店探しにグーグルをつかわない理由。 https://note.mu/marketing/n/n87c076f9b77f
写真は情報量が豊富。写真で「情報探索」結果をインスタは直ちに返すが、グーグルはURLをクリックする、「もうひと手間」かけないと写真が見られない、あるいはそれが自分が探している情報がありそうかが、テキストを読まないとわからない。

行きたいお店を探すのにも、「食べログ」とか「ぐるなび」はつかわない。行きたいお店も、レシピもインスタが便利。

●「SNS映え」の分析から見えてくる若者の情報行動「シミュラークルモデル」  http://dentsu-ho.com/articles/3747
2012年から13年にかけて文字中心のサービスの利用者がガクッと下がり、ビジュアル中心のサービスが主流に。この時期はスマホの普及率が6割を超えるなど、分岐点だった。

背景に「以前から存在した、プリクラでの写真を加工して見栄え良く「盛る」文化や、写メールを代表とするデジタルで写真をシェアする文化なども背景にある」。これは、ビジュアル・コミュニケーションの中心が感覚優位な10〜20代の女性ユーザーであることと整合的。

ビジュアルコミュニケーションは、憧れの対象がモノの所有よりもコトの共有であることがポイント。写されたモノ自体ではなく、「こんなおしゃれな生活している」「こんなすてきな体験している」というコト。
ただしそれが自慢だけになってもだめ。「「空気を読む」時代に生まれ育った若者ならではの受け手を配慮する側面」も。

また情報を発信する側に厄介な現象だが、「オリジナルの情報源が不明のまま、いつの間にか多くの人が共感を抱き体験をコピーしていく“シミュラークル型 ”という新たな情報伝達のモデル」が形成されつつある。

●SEO対策は不要になるか?「海外SEO情報ブログ」運営者が語る、Googleの進化とは https://seleck.cc/article/463
1.Googleの検索意図の理解力が数年前と比べると、飛躍的に向上している。人工知能の活用が背景にある。
「現在のSEOで重要なのは、あるキーワードで検索するユーザーの検索意図を考え、それに対する答えとなるコンテンツを提供すること。
簡単に言えば、「掃除機が壊れた」というワードで上位を取りたいとき、「掃除機が壊れた」という言葉の入ったページを作るのではなく、ユーザーの知りたいことを汲み取り、「本当に故障したかを調べられる」ページを作ろうと発想が大事」。
2.良いコンテンツだけではなく、使いやすいサイトも作りなさい。
3.ソーシャルと検索では「強いコンテンツの性質」が違う。ソーシャルは最新の情報、ニュース系が強い。逆に検索で強いのは、ずっと変わらない普遍的な情報。
4.現在のGoogleは、スマホアプリのコンテンツもインデックスできるようになっている。

●ビッグワードでGoogle上位表示を実現する、SEO攻略法!カギは2種類の「網羅性」 https://seleck.cc/article/476
ビッグワードの領域でのSEO支援ツール、「MIERUCA(ミエルカ)」と「Ahrefs(エーエイチレフス)」の活用について。
A:「対策するキーワード」の網羅性:「ビッグワード」そのものだけではなく、それに関連するキーワード群に対応するページ群を揃えることで初めて、「ビッグワード」本体でも上位が取れる。
1.「MIERUCA(ミエルカ)」で、たとえば「カードローン」について、Google・Yahoo!・Bingで「サジェスト」される「カードローン ◯◯」という形の複合キーワードを一括取得。続いて、「Ahrefs(エーエイチレフス)」で、複合キーワードではないものの、「カードローン」と関わりが深いキーワードを抽出。
2.ここから重複を削除した上で、残ったキーワードを「検索ボリューム」順ではなく、「ライバルサイトが上位に食い込んでいる順」で並べ替える。
3.各キーワードを、「上位10位にライバルサイトがランクインしている数が多く」かつ「ライバルサイトの順位合計が少ない」順に並べる。
B:「ユーザーの欲求」の網羅性:今度はそれぞれのキーワードに込められたニーズを漏れなく読み取り、それへの答えを「網羅」する記事を作成。
C:ミエルカの「共起語」分析でブラッシュアップ。

D:順位の悪い記事には何か問題があると考えて、それらをリライトする。

●迫られる検索の進化ーーAmazonやFacebook、AppleはGoogleのお家芸「検索」でいかにして勝てるか http://thebridge.jp/2016/06/the-big-search-upgrade-and-how-amazon-could-beat-google-at-its-own-game
「Googleはデスクトップの世界で進化していった。そのため検索はコンテンツと広告を並べて表示するという方法が意にかなったものだった」。
ところが検索の生活シーンは、モバイル端末に、そして入力方法も「音声」へと急速にシフトしている。
さらに、検索と地図情報のマッチングに特化したGoogleがクルマという妥当な領域で、AI、自動運転に注力し、結果、知の体系という最も不得意な分野に入ってしまったともいえる。が、そこはまた、Googlebooksの膨大なデータから、人工知能を使って「編集力」に磨きをかけ、「知の体系化」にもどこかで打って出てくるのでは。

●Microsoftが人工知能でGoogleに勝てる理由とは? http://gigazine.net/news/20160708-microsoft-ai-bot/
チャットボット」の分野に関しては、MicrosoftはAppleやGoogleといったライバル企業と比べてアドバンテージがある。
たとえば「りんな」はMSとの連携による作品。

ユーザーはメッセージアプリから直接レストランや美容院を予約できるなど、今まではブラウザやアプリから行っていたことをチャットベースの会話で済ませられるようになり、チャットボットは今後大きく進化、検索パスにこれまでにない断絶をもたらす。
このチャットボット分野で勝つためには、
「会話やチャットベースのサービス」
「人工知能」
「ソーシャルグラフ」
「人工知能向けのプラットフォーム」
「デベロッパーのネットワーク」
という5つの資産が必要。5つすべてを持つところは今のところ、MSだけではないか。

●人工知能って何?歴史や将来の可能性を10分で理解できるまとめ【2016年度】 http://www.stay-minimal.com/entry/aboutartificialIntelligence
「僕たちの日常の中で人工知能と言われているのは、いわゆるこの「人間のように考えるコンピュータ」を生み出そうとした過程で生まれた副産物です。例えば、音声認識、文字認識、自然言語処理(かな漢字変換など)、検索エンジンなどが人工知能の研究から世の中に役立つモノとして名前を変えて僕たちの日常で活躍しています」。

┃Others あるいは雑事・雑学

●ツール導入でさりげなく文系メンバーのITリテラシーを高める方法 - IT技術者が知っておくべきMarTech革命 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atclact/active/16/040100023/061200003/

●なぜデザインはシンプルな方が良いのか http://blog.btrax.com/jp/2016/07/04/design-simple/

●仕事のスタートダッシュが圧倒的にスピーディかつ美しいEvernote活用法 http://tonari-it.com/evernote-start-dash/