●AI、IoTの時代 数理・情報人材が第四次産業革命の鍵

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┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

★Megacities, not nations, are the world’s dominant, enduring social structures — Quartz http://qz.com/666153/megacities-not-nations-are-the-worlds-most-dominant-enduring-social-structures-adapted-from-connectography/
メガ都市の時代到来の予感。所属国GDPの三分の一以上を計上する都市(圏)が出現し始めている。先進国でもBRICSでも。

2025年までには、こういった「メガ都市(圏)」が少なくとも40は生まれ、AIでIoTでグローバルに連携、ひとつの世界を形勢し、地球全体の動静に影響を与え始めるだろう。国家に代わって。

●第4次産業革命をリードする日本の戦略 http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shin_sangyoukouzou/pdf/008_05_01.pdf
第1次産業革命:動力を獲得(蒸気機関) →第2次産業革命:動力が革新(電力・モーター) →第3次産業革命:自動化が進む(コンピュータ) →第4次産業革命:自律的な最適化が可能に(大量の情報を基に人工知能が自ら考えて最適な行動を取る)。
日本は今、「分かれ目」に立っている。安定したじり貧を取るか、痛みを伴う転換をするか。
事例:「移動」/「スマートに暮らす」/「健康を維持し、高齢者を支える」/「スマートに手に入れる」
(新産業構造ビジョン 中間整理: http://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shin_sangyoukouzou/pdf/008_04_00.pdf


●GDP600兆円に向けた「官民戦略プロジェクト10(仮称)」 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai26/sankou1.pdf
IoT(モノのインターネット)やビッグデータ、人工知能、ロボットの活用による第4次産業革命により、2020年には付加価値創出30兆円を目指す。
世界最先端健康立国を目指し、健康保険外サービスの促進で4兆円市場を創出したり、ロボット活用で介護負担を軽減することで、健康関連市場規模を20年には足元の16兆円から26兆円に増やす。

こうした新たな産業構造への転換を支える人材創出にも力を入れ、初等中等教育でのプログラミング教育の必修化や高等教育での数理・情報教育の強化のほか、世界最速級の外国人高度人材の永住権付与の迅速化を図る。
https://qmir.files.wordpress.com/2016/04/data_science_fellows_program2.jpg?w=660

坂村 健氏/東京大学大学院 情報学環教授 http://lnews.jp/2016/04/i0420001.html
IoTの実態とは一体何なのか、そして物流や産業との関連性?
正確には、「インターネットのようにモノをつなぐ」と訳したほうが実態に合っている。データとその相互運用性たのめの規格の標準化があってはじめて実現すること。
またもうひとつの本質が、、「HFDS(超機能分散システム)」。つまり「どこでもコンピューター」で、データの受け渡しがあるとそこで演算結果が返ってくる、「ユビキタス・コンピューティング」。
ただもうひとつ、IoTの成否を分かつのが、「オープンデータ」概念の定着。

IoTとfog computing ~「Wasted energy of TV」というサンプル実装 https://codezine.jp/article/detail/9095
IoTはイノベーションを生むためのツール。「さまざまなモノやヒトなどからデータを得て処理し、現実世界へフィードバックする」一連の活動の成果として価値が生まれる。

●用語解説「IoT」:日経ビジネスオンライン http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/041300033/041400009/
IoTを利用した「もの作り改革」のことを「インダストリー4.0」、日本語にして「第4次産業革命」と呼ぶ。

●「IoT」とは何か、今さら聞けない基本中の基本 http://toyokeizai.net/articles/-/113807
IoTを構成する4要素:センサー」でモノから情報を取得する(センシング)/インターネットを経由して「クラウド」にデータを蓄積する/クラウドに蓄積されたデータを分析する。必要であれば「人工知能」が使われる/分析結果に応じてモノがアクチュエートする(ヒトにフィードバックする)。
ビジネス視点で重要なポイントは「フィードバックを価値に変える」。
つまりモノがインターネットにつながることで「モノから情報を取得できる、「それを利用してどうフィードバックするか、つまり「どういう社会問題を解決するのか? 誰の課題を解決するのか?」」に結び付けられて初めて、ビジネスとの接点が出てくる。

●GEに聞く、IoTでビジネスが一変する理由 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1604/20/news016.html
「ハードとソフトをセットで提供し、サービスとして価値を提供することを考えたとき、自然とプラットフォームはクラウドへと移っていきました。継続して利用することが必要なモデルであれば、売り切り型のライセンスモデルとは合致しません」。

「“人の割り当ての効率化”という課題でソリューションを考えるのならば、もはや産業という垣根は意味がなくなる。自動車工場の作業員の配置、宅配便トラックのルート、テーマパークや空港内のスタッフの配置などのビジネス課題も、解決へのアプローチは似ている」。

IoT 検定制度委員会発足のお知らせ ―日本がIoTで世界をリードするために― http://pressrelease-zero.jp/archives/93052
日本でIoTを推進させるための一番の課題は「人材育成」。

●電通デジタルを設立、AIやIoT関連サービスも提供 http://www.sbbit.jp/article/cont1/32039
顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するコンサル新会社。
デジタルマーケティングに関する各種「コンサルティング」「開発・実装」「運用・実行支援」の機能を持つ。


●シロモノ家電のIoT化が止まらない!ダイソンの空気清浄機はスマホと連携しちゃいます http://www.digimonostation.jp/0000060263/
Dyson Linkアプリがロボット掃除機に続き、空気清浄機能付ファンと接続され、スマホからの遠隔操作が可能になった。

●ニフティ、高齢者宅の室内変化をIoTで察知する介護事業者向けサービス http://news.mynavi.jp/news/2016/04/21/024/
「おへやプラスPRO」は、複数宅の室内環境データ(温度・湿度・照度)のモニタリングとエアコンの遠隔操作を介護事業者などのPCから行えるサービス。

「機器をコンセントに差し込むだけで使用できるため、設置時間は10秒にも満たない。これならば、1日何十件も利用者宅を訪問する場合でも手早く設置できる」。


実は個人向けが先にあった。2014年12月にリリースした個人向けサービス「おへやプラス」:離れて暮らす家族の部屋の温度や湿度を専用のスマートフォンアプリから確認できる室内環境見守りサービス。

 

┃Others あるいは雑事・雑学

●お金に詳しくなる「金融映画12選」ハゲタカ、ウォール街 https://zuuonline.com/archives/105092

●飛行機がなんで飛ぶのか説明してくれるアニメーション http://news.line.me/list/oa-gizmodo/qy4xer1r50s7/to1unlorawxc

●直撃!鈴木敏文「裏切り者たちに告ぐ」 〜「アイツだけは許せない」という怒り http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48500