●第四の革命、AIの時代は、哲学復権の時代でもある

160318 MP

┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

●Mizuho.hack http://www.mizuhobank.co.jp/mizuho_hack/index.html
みずほ銀行が「Pepperハッカソン」を開催することを発表。

●ロボット革命ないしAI革命ののちに現れる経済システムとは? http://jp.techcrunch.com/2016/04/07/20160329will-capitalism-survive-the-robot-revolution/
シンギュラリティ(技術的特異点)の到来が遠くながら、見えてきた。

・「仕事」が賃金の安い他の国に移ってしまうのではなく、まるっきり消滅してしまうような事態が発生しつつある。
・「金」(money)すら今世紀を生き残るのは難しいのではないかと考えてしまう。万物と交換し得る地位は、より効率的な機械やソフトウェア、あるいは技術を活用するナレッジのみに認められるようになるのかもしれない。
これまで多くの人に認められてきた価値すら変質し、人生はよりシンプルなものへと変わっていくのかもしれない。そういうライフスタイルを実現する全く新しい経済システムが、今後の世の中には育っていくことになるのだろう。時代は、そうした変革に向けて着々と準備を整えつつあるようにも見える」。

●AI時代に「人文社会科学」は不要なのか? http://bizzine.jp/article/detail/1517?p=2
第四次産業革命の起爆剤となる重要技術は「汎用AI」。
「これまでの資本主義では、「人間」と「機械」が協調して生産活動を行ってきた。だが2030年以降、生産活動の主力が「機械」(AI・ロボット)のみであるような経済システムへ移行していく。このような新たな経済システムを「AI資本主義」と呼ぶことにしよう」。
その「AI資本主義」の時代には、AIがさまざまな学問の紐帯となり、人文社会科学は復興する。「高度な自律性を持つAIやロボットが出現したあかつきには、責任や意識、創造などに関する根源的な問いに誰しも直面せざるを得なくなる」からだ。。

●活用事例続々、「機械学習」の五つの使い途 - 「機械学習」の破壊力 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atclact/active/16/030800006/030800001/
クラスタリング(Clustering):値の類似性を基に、与えられたデータを複数のグループに分けるもの。検索エンジンや、ユーザーの嗜好をグループ化する場合などに使う。
クラス分類(Classification):与えられたデータに対して、適切なクラスを割り当てる用途。
レコメンデーション(Recommendation):ユーザーの過去の行動履歴から、反応しそうな情報を推測するものである。
回帰(Regression):過去の値から未知の数値を予測する用途である。
情報圧縮(Dimensionality Reduction):データの特徴を維持しながら、データ量を減らす用途だ。相関関係がある値がある場合に、片方のデータだけを残すときなどに使う。

●人工知能における「機械学習」の位置付け - 「機械学習」の破壊力 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atclact/active/16/030800006/030800002/
人工知能と聞いて真っ先に連想するのは、三つめの「強化学習」。
「強化学習は、試行錯誤を繰り返しながら環境に順応していく学習である。テレビゲームを見続けることでルールやテクニックを学習していくコンピュータが代表例だ。自動車の自動走行や、自律型ロボットもこれに当たる。通常、強化学習は深層学習と組み合わせることが多い」。

●アマゾンのIoTプラットフォーム、”AWS IoT”の特徴と、その実績 https://iotnews.jp/archives/15332
・BMWの事例:クルマの中からあがってくるセンサーデータをもとに、よりよいマップデータに更新していくということで、クルマの中にある通信デバイスのデータをAWSで分析しながらクルマにフィードバックすることで車自体をリアルタイムで最適化する。

・自動車保険への適用例:いい運転をしている人は保険料を安くして、そうではない人に関しての保険料は今まで通り。

・回転ずしの皿の後ろにタグがついていて、そのタグをセンサーで読み取ることで、どの寿司が食べられたかがリアルタイムにわかる。このデータの集積と解析から、需要予測が可能に。
「お客様が入店して「大人の男性4名」と入力されると、過去「大人・4名・男性・20代」の食べた内容についての分析を元に、厨房内のディスプレイに1分後と15分後の食欲について需要予測が出て」くる。

●製造業を見捨てたイギリスの現状 http://shin-nikki.blog.so-net.ne.jp/2011-11-19
知識経済社会の到来で、製造業を捨てたイギリスのその後の顛末。
「3人の学者が、3年間にわたって定期的にインタビューしながら、300人の労働者に何が起こったかの追跡調査を行った。すると意外にも、約90%が別の職に就いた。多くの人が職業教育を受けたしサービス業に転身する者もいた。言い換えれば、彼らは政府が薦めるすべてのことをしたのだ」。
「ただし今、彼らの収入は、MGローバーで働いていた頃に比べて、平均で5,640ポンドも少ないのだ。それにインタビューを受けた4分の1は、貯蓄をとりくずして生活していたり経済的に苦しい状態にいると告白した」。

●モノからコトへ。ユーザーの変化を追え!:製造業のためのUX(ユーザーエクスペリエンス)入門 http://www.ipros.jp/technote/column-manufacturing-ux1/
今後ますます重要になってくるのは、UXを生み出すために、アイデアを描き、共有し、膨らませるという「デザイン思考」で物事を考える人財の育成。


●『限界費用ゼロ社会』話題の一冊をどう読むか 〜IT登場以前と以後、ビジョナリの「世界観」はこんなに変わった http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47093
シリコンバレーの住人がITを使って「革命(revolution)」を行おうとしているのに対して、リフキンが願うのは産業の「進化(evolution)」である。

リフキンは、最近ではすっかり見かけなくなった、ダニエル・ベル、アルヴィン・トフラー、レスター・サローなどに連なる文明批評家の一人であり、政策アドバイザー。この点で現代のビジョンを先導する起業家や投資家たちとは異なる。

違いはたとえばITの評価に現れる。「リフキンからすれば、ITはあくまでも地球がサステイナブルであり続けるための手段の一つにすぎない」。情報よりも環境/エネルギー問題の方が先にあり、社会インフラの分野で、中央集権的な設計思想に替えて、分散分権型の設計思想を導入したいと考えている。「情報化が選択されるのは、中央管理システムを瓦解させるものであるから」。
しかし彼の視点はあくまでも、19世紀以来の電気/機械/エネルギーに基づく「産業」に照準する。つまり、視野、視座に限界がある。

「地政学的に考えるとは思考の単位が基本的に国家となることを意味する。だが容易に想像がつくように、GoogleやFacebookの活動を突き動かす思考方法には、しばしば国境を越えた惑星的発想が採用される。この点でもリフキンの視点は、ITの内部ではなくITの外部にある」。

●都市をITで変えるGoogleの新会社「Sidewalk Labs」 https://anywher.net/2016/03/sidewalk-labs/
「第1の革命は、機関車を生んだ「蒸気」。第2の革命は、照明を実現した「電気」。第3の革命は、行動範囲を広げた「自動車」です。ただ、そうした革命は私たちの生活を便利にした反面、大気汚染や交通渋滞など、弊害も生み出したと指摘します。第3までの革命が残した弊害を取り除く第4の革命が、Sidewalk Labsの掲げる「デジタルテクノロジー革命」」。
・ニューヨークの街中に無料Wi-Fiステーションを設置するプロジェクト、「LinkNYC

●米運輸省、グーグルと「スマートシティ」を推進 7都市で始動 http://www.gizmodo.jp/2016/03/NYC_kiosk_transportation_improvement.html
都市のビッグデータを収集、解析。米国運輸省は、「スマートシティ・チャレンジ」と呼ばれるコンテストを開催。そのファイナリストに残った7都市で導入を開始する。狙いは情報格差撤廃による知のエコシステムの再建と社会、コミュニティの再創造。
このプロジェクトで特に公共交通機関に頼っている低所得者やマイノリティ層をターゲットにしているとのこと。
情報格差を取り除いてくれるスマートテクノロジーやコンセプトを活用し、雇用への結びつけを強化し、物理的なアクセス障害を取り除くことで、私たちは全国規模でコミュニティーを強くすることができます」。

アルファベット子会社、スマートシティ建設を検討か https://wirelesswire.jp/2016/04/52355/
Googleが実験のために、都市そのもの、まるごとを作っちゃう、ってさ。


┃Others あるいは雑事・雑学

機械学習したAIがレンブラントの"新作"を出力絵具の隆起も3D再現した「The Next Rembrandt」公開 http://japanese.engadget.com/2016/04/07/ai-3d-the-next-rembrandt/

●保存版!うっかりファイルを上書き、削除してしまった時の OS 別復元法 https://navi.dropbox.jp/file-restore/

●驚くほど似た世界観 スター・ウォーズとシェークスピア http://www.asahi.com/articles/ASJ2Q4TG2J2QULZU00L.html