●LINE Botは2016年のiモード

B:暮らしと職場の風景を変えていく(個人の意思決定と情報社会)

●LINEモバイルの衝撃 「メッセンジャー」が主役に? (徳力基彦) http://www.nikkei.com/article/DGXKZO99385330X00C16A4H56A00/
かつてPCで起きたと類似の変化がスマホ上で。
「昔のPCは購入してから一つずつソフトウエアをインストールしていたのを覚えているだろうか? それがウェブ時代になりブラウザー一つあればポータルや検索サービス経由で様々なサービスが利用可能になった。PCのデスクトップから、ブラウザーやポータルに利用者の入り口が移った」。
いま、「世界の注目が、スマホのアプリから、メッセンジャーのボットに移っている。つまり今後のスマホ利用者はスマホアプリのマーケットからアプリを選択するのではなく、メッセンジャーのマーケットからボットを選択する可能性が出てきているわけだ」。

●LINEの格安SIM「LINE Mobile」が中高生に与える影響が大きそう http://did2memo.net/2016/03/24/naver-line-line-mobile-unlimited-twitter/
Twitterは「140文字」が売りだが、実は画像や動画のアップロード・ダウンロード(送信・閲覧)の量がかなり多い。そこで、「LINE Mobile」の「Twitterの通信が無料」、「年齢認証ができる(MVNOなのにも関わらず、年齢確認機能を提供するLINE Mobileは、かなり特別な存在)」の2点で、他のサービスとの差別化が十分できそう。つまり、安いだけじゃない、競争力を持っている。

●LINE Botは2016年のiモードだ。FinTechと人工知能は、多くの人にはまだ来ない。 http://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2016/04/line_bot2016i.html
「チャット系botはすごい。革命だ」という話。
今までのECサイトと違い、
・botが勝手に注文を取りに行きます。
・フリーワードで注文をできます。
・idパスワードやメールアドレスの認証がいらない。話しかけた時点でユーザー認証している。
・urlもアプリもいりません。
・誰でも使えるインターフェイス。うちのオカンでも使える。
・今までのECサイトと違い会話のログなどが残っているので空気を読める(webより過去履歴を解析しやすい)。
・あらかじめLINEのユーザー情報とひも付けていれば、配送先や支払も自動で出来ます。

(LINE botの非技術者向け作成手順マニュアル(ブラウザだけで作ります) https://note.mu/fukuyuki/n/n1442f2e9a505

●Facebookメッセンジャー上でKLMの予約確認や航空券の受け取りが可能に http://thebridge.jp/2016/04/facebookmessenger-klm-pickupnews
Facebookメッセンジャーの進化が止まらない。最近では、Uberの競合で配車アプリのLyftがFacebookメッセンジャーから車を呼べる機能を発表したが、ついに大手航空会社であるKLMオランダ航空との提携もスタート。
「予約客はメッセンジャー上の会話を通じて、KLMのカスタマーサポートともやりとりをすることができる。まさに、会話型のフォーマットを活かしたサービスだ」。

●モバイル最若年層では、Eメールが死につつある http://jp.techcrunch.com/2016/03/25/20160324email-is-dying-among-mobiles-youngest-users/
13~24歳の年齢層に限っていうと、メールは死につつある(Androidスマートフォンユーザーのみであり、米国市場での話だが)。

モバイルファースト文化へとシフトする ― そして若いユーザーが大人になる ― につれ、メッセージングアプリの重要性はいよいよ高まっていく。
「既に何社ものトップ企業が、この分野でリーダーになるための取り組みに大きく注力しているのはそのためだ。例えばFacebookは、同社サービスのMessengerとWhatsAppをショートメッセージの代替品としてだけではなく、企業対消費者コミュニケーション、Eコマースと商品発見、さらには半人間実験ロボット “M”によるバーチャル支援等と統合しようとしている」。

●【無料アプリ】大学での情報収集なら、おしえてmyキャンパス https://doda-student.jp/app/mycampus.html
インスタの「タグ」が今を伝えるキーになっているようにユーザー同士の「位置」をキーにした今を伝え合うコミュニティのアイデア。
アプリ「おしえてmyキャンパス」は、ユーザーを大学生・院生に限定した生活支援のコミュニケーションアプリ。GPS機能を利用して、自分を中心に半径1kmのアプリユーザーに質問することができる。
投稿は本名ではなくニックネーム、投稿範囲の半径は質問ごとに設定可能で、こちらの位置情報は公開されない。キャンパス周辺の情報や学部の履修登録のおすすめを聞くなど、学生同士が気軽につながりながら情報交換を行える。大学生だけでなく、進学大学が決まった高校生も利用対象。


●新歓、休講 etc. Twitterで学生が実際に使う言葉づかいをどう探る? http://markezine.jp/article/detail/24094
学生に訴求しようと思ったら、たとえば学生が使う言葉を使ったハッシュタグでないと意味がない。大学やキャンパスの省略名や大学生でしか使わないような呼び名がある、のだから。

●これからはハッシュタグがSNS施策の成否を分ける?!今知っておきたい主要SNSでのハッシュタグ活用のポイント- http://smmlab.jp/?p=41977
若いSNSユーザーがハッシュタグで検索をすることが増えてきている。ただし、facebookはハッシュタグが使いづらい。
・興味関心の近いユーザーとつながるため
・知りたい情報を探すため(検索エンジンの代用

・「今」との親和性が高いTwitter

・自分の「体験」がシェアされるInstagram

●いまどきの若い子は、CDレンタルもしないし、ダウンロードもしないらしい。 http://hr-diary.com/it/music
いまどき中高生(数年後の大学生、さらには社会人)は、「スマホで完結しているというのがポイント」。
音楽を聴くとデータ量かかるから聴かない」。したがって、「音楽を聴くための手段をスマホのストリーミング以外知らず、月々のデータ通信量に制限があるから自分の好きな音楽を能動的に聴くことはない」。
こうなると、アプリ内での消費や、通信料のかかる音楽の聞き方はそのうち廃れる?

●いまの若者が「Facebookをつかってない」はウソ、実際は「SNSの使い分け」が進んでいる。アメリカの女子大生に聞いてわかった、Facebookへの本音。 http://appmarketinglabo.net/us-socialmedia/
いまのスマホ世代って、「アテンションスパン(コンテンツに集中できる時間)」が短くなっている。ところが、Facebookのポストって「情報量」が多いから、そこはミスマッチ。


●同じ年代、性別でも趣味嗜好によりSNSの利用状況が異なる http://www.netratings.co.jp/news_release/2016/03/Newsrelease20160329.html
ニールセンの「18~34歳のスマホユーザーのサービス利用動向」。
18~34歳のスマートフォンからのネット利用者は、2016年2月時点で2,117万人で、この年代の人口の86%に当たる。利用時間は1日平均約2時間
同年齢層が全体に占める割合の高いサービスは、無料で漫画が読める「comico」(構成比79%)、イラストを軸にしたSNS「pixiv」(同75%)、ゲーム攻略の「@wiki」(同74%)がトップ3。
同年齢層の女性の割合が高かった「MERY」、「pixiv」、「comico」の3サービスで重複利用状況をみると、意外と重複利用者は少なく、棲み分けができている。


★In the Future, We Will Photograph Everything and Look at Nothing - http://www.newyorker.com/business/currency/in-the-future-we-will-photograph-everything-and-look-at-nothing
海外の話。日本との比較では、テキストより画像が好まれる(スキマ時間の利用について:アドビ調査 http://adobe.ly/1NRjko8 )。

そこで「とりあえず撮る」→「どこかのプラットフォームにアップロード」→「(shareしなくても)機械が解析、判断、おそらく編集までしてくれる」→「拡散」。結果、いまや「人間は撮るだけで目の前のものを見ないという時代」が到来した、と。

●Pinterest、「How-toピン」なる新たなリッチピンを導入。サイト滞在時間の大幅拡大を狙う http://jp.techcrunch.com/2016/03/31/20160329pinterest-debuts-step-by-step-how-to-pins-from-25-brands-to-help-keep-users-around-longer/
「これまでとは異なり、Pinterestの外部にジャンプすることなくハウツーコンテンツを確認することができるようになったのだ」。
外部コンテンツのダイレクトホストのトレンドのひとつの事例。ディスティネーションとの行ったり来たりを省き、その分滞在時間を稼ぐ。

●世界中で話題になっているトピックを調べられるサイト「Unfiltered.news」 http://www.lifehacker.jp/2016/03/160329unfiltered_news.html
丸い円の中に地域が表示され、クリックするとその地域で話題になっているトピックが表示される。

(サイト:http://unfiltered.news/#/2016/04/10/jp )

●「ググれ」は古い。調べ物に使えるウェブサイト5選 | 紹介 http://www.machikado-creative.jp/introduction/28031/
たとえば、生活や実務に役立つ高精度計算サイト「keisan」は、税金から割り勘、ローンの支払い、二日酔いしないための飲酒量から水の硬度計算、双曲線関数からルジャンドル関数、ロジスティック分布などなど、まで。
・高精度計算サイト http://keisan.casio.jp/
・統計局ホームページ http://www.stat.go.jp/
・Rijksstudio - Rijksmuseum https://www.rijksmuseum.nl/en/rijksstudio
・NYPL Digital Collections http://digitalcollections.nypl.org/
・オンラインサービス一覧|国立国会図書館―National Diet Library http://www.ndl.go.jp/jp/service/online_service.html

●Googleで「◯◯の鳴き声」と検索すると・・・!? http://www.appbank.net/2016/04/07/iphone-application/1189783.php
Googleで「犬の鳴き声」と検索すると、検索結果の上部に「ワンワン」と表示される。
その項目をタップすると、スマホから「ワンワン」と聞こえてくる。

●Googleフォトがいっそう賢くなった―ベストショットを選んで自動的にアルバムを作成 http://jp.techcrunch.com/2016/03/23/20160322google-photos-gets-smarter-automatically-creates-albums-with-your-best-photo/
人口知能で一歩先のサービスを。「Google Photosは機械学習能力で、良く撮れた写真を選ぶ。フォトはまた写真のジオタグなどのメタデータを読み込み、さらにコンテツ、撮影された場所、ランドマークなどを認識する能力がある」。
そして、「ユーザーの代わりにベストな写真を選択してアルバムを自動的に作ってくれる」。