知のパラダイムシフト

●アマゾンvsアシェット終戦

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●アマゾンvsアシェット終戦 http://www.dotbook.jp/magazine-k/2014/11/19/end_of_hachette_vs_amazon_battle/

基本的にエージェント・モデルで合意。「アマゾン側も一定のディスカウント権限が与えられているということで、これは最近「軽エージェンシー・モデル(Agency lite)」と呼ばれている。一説には、アシェット側がアマゾンの望む9.99ドルの定価なら従来の70/30で売上を分け、それより高めの定価なら、アシェットの取り分がやや少なくなるような配分だという話もある」。

●Amazon、「Voyage」などのKindleシリーズで家族での書籍共有が可能に http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1411/17/news052.html


Family Library:お互いに認可した相手のすべての蔵書を自由に読める。電子書籍だけでなく、映画やテレビ番組、ゲームも利用できる。 Word Wise:単語の上に表示される短い説明。この説明をタップすると、さらに詳細な説明カードが表示される。いちいち辞書引きする必要がない。

●AmazonやiBooks Storeで印刷本&電子書籍を自費出版してみたレポート http://gigazine.net/news/20141121-how-book-launch-went/


米国の話。自己出版で黒字化に成功した舞台裏。ポイントは「メールアドレス」を集めること。しかしやはり、「編集がいれば……」が本音。「読者にとって有益な情報にするため、これまでの記事を読み直したり、書き方に手を加えたりする作業は1週間を要した」。

●電子書籍 Kindle支持率圧倒か http://dmm-news.com/article/897147/
「TSUTAYA.com eBOOKs」閉店について、ツイッターでの意見を見ると、「Kindleがあれば、それで十分じゃない」が多数。

●メディバン Amazon Kindleストアで販売! - メディバン マンガやノベルをネットで本に! https://medibang.com/dist/


PDFや画像をドラッグ&ドロップするだけで簡単に電子書籍を作成可能なサービス「メディバンクリエイターズ」を提供している、メディアバンが、無料の電子書籍販売代行サービスを開始。

●格安SIMで電子書籍をダウンロードしても大丈夫? http://getnews.jp/archives/696459
格安SIMで使う際の気になるデータ使用量と、無料配信コンテンツの画質をチェック。コミックのような重たいコンテンツ、通勤・通学中に1冊であれば格安SIMでも問題なくダウンロードできる。

●Kindle Fireでワシントン・ポストが無料で読めるように http://www.gizmodo.jp/2014/11/kindle_fire_4.html

Kindle Fireユーザーには、ワシントン・ポストのデジタル購読が6ヵ月間無料。次の6ヵ月間が1ドル(約120円)、その後は月単位での購読料になる。月間購読料がいくらになるかはまだ検討中。

●ブックウォーカークラブ始まる! | 電子書籍ストア-BOOK☆WALKER http://bookwalker.jp/ex/sp/bwclub/



本を買えば買うほど、本を購入するパワーが増加する仕組み。「前月の購入金額でその月のお客様の会員ランクが決まります。会員ランクにより、電子書籍を購入した時にもらえるBOOK☆WALKERコインの付与率にボーナスが加わります。ランクが上がるほどボーナスが増え、コインの付与率もUPします」。

●電子辞書エクスワードのカシオから未就学児向けデジタル知育ツール新発売 http://www.j-cast.com/trend/2014/11/12220529.html

電子辞書をさらに低年齢層へ。

●電子辞書の所有率は上位クラスほど高い傾向…中学受験の浜学園調べ http://resemom.jp/article/2014/11/21/21549.html



中学受験を目指す小学生が電子辞書を持っている割合(家族共用も含む)は、成績上位クラスほど所有率が高い傾向にある。ちなみに、小学3年生と6年生の、パソコン利用率と、電子辞書保有率は、77.4%/22%、84.3%/44.8%。

●【山谷剛史のマンスリー・チャイナネット事件簿】 B2Cサイト「天猫」で不正発覚、新型スマホの予約数を3倍に水増し表示 ほか http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/m_china/20141118_676475.html
中国の電子書籍など、ネット関連市場の最近の動向・まとめ。検索ポータル以外での検索利用率、スマホがPCを上回る。教育サイト、乱立へ。英語学習はフィリピンとの提携。

●読書に関する調査で、本を読まない人々が増加していることが判明 http://news.livedoor.com/article/detail/9442014/

日本の話。インターネット経由の調査である点を考慮しても、この趨勢はおそらく全体を象徴しているだろう。

●正・校閲の鷗来堂が書店「かもめブックス」をオープン! 「人と人が出会える書店にしたい」 http://news.ameba.jp/20141122-122/

「日常に本を読む習慣を取り戻す」を合言葉に。ギャラリー、カフェを併設。「僕たちは書店をリアルに人と人とをつなげる場にしたいと考えているのです」。

●紀伊國屋書店、アプリで店舗や商品棚に誘導するO2O施策を実施 ー iBeacon対応スマホアプリ「B+POP」を導入 http://shopping-tribe.com/news/13153/

iBeacon対応スマートフォンアプリ「B+POP」を使用したO2Oマーケティング施策を開始。また、店内フリーWi-Fiとも連携した店舗のメディア化を目指す。

● Biz/Zine http://bizzine.jp/

翔泳社が、企業のイノベーションをテーマにしたビジネス系オンラインメディア「Biz/Zine」をオープン。

●Gunosy、ニュースアプリから“情報ポータル”へ──マンガボックスやradiko.jp、マネーフォワードなど14サービスと提携 http://appllio.com/20141111-5907-gunosy-platform


バーチャルな「都市」を構想。5,000万人のユーザーを目標に、グノシーをスマホ時代における実生活の行動基点(都市)として位置づける発想。そこで、「都市が様々な企業や店を誘致するように、グノシー上にパートナーを呼び込み、ユーザーの実生活に即したサービスを体験してもらう場(Gunosy Platform)にしよう」。

●感嘆符・疑問符の後に全角空白(スペース)が必要になる理由と、Webメディアの表記ルールについて http://liginc.co.jp/life/useful-info/127238


結論から言うと、正式には“空ける”が正しい。「電書ちゃんねる」の「ろす」氏が、日本エディタースクールの元事務局長でJISの「X4051」とW3Cの「日本語組版処理の要件」の作成で中心的な役割を果たした小林敏氏に直接メールで取材。丁寧でわかりやすい検証記事を書いたもの。「「感嘆符(!)」「疑問符(?)」はもともと日本語になかった概念であり、日本人作家の中には絶対に使用しないことを公言している人もいます。全角スペースを空けるか空けないかの議論の前に、終助詞「か」に代表されるように、安易に「!」「?」を多用しない意識を持っておけば、表現力を伸ばせるかもしれません」。

●電子書籍カバー生成ツールをニューヨーク公共図書館が開発 http://www.visualthinking.jp/archives/18846


アルファベットと対応する図形が用意してあり(たとえば「A」は「四角」など)、書籍タイトルに含まれるアルファベットをもとに図形を描画するようにプログラミングされている。

●「調和のとれた色」だけを集めたカラーパレットが誰でも簡単に作成できる「Paletta」 http://gigazine.net/news/20130821-paletta/


顕色系の色空間でまとめることで「調和のとれた色」を集めることができる。

●雑誌のリプレイスを目指してーー若手ビジネスパーソン向けキュレーションマガジン「U-NOTE」が iPhone アプリをリリース http://thebridge.jp/2014/11/u-note-release-ios-app

スマホに最適化されたビジネス誌。「現代人の生活では、スマートフォンの画面がポータルとなります。いかにそこでポジションをとれるかが重要になります。メディアをよりスマホに最適化し、ブランドを構築していくためにアプリをリリースしました」。「U-NOTEで配信するのは、ニュースではなく、雑誌に掲載されるような人の趣味嗜好、インタレストを反映しやすいコンテンツです。雑誌クオリティのコンテンツをスマホで実現し、読者数の規模を拡大していくことで、将来的にはナショナルクライアントの広告を獲得できる媒体にしていきます」。

●ニュース閲読体験の変革/試論:タイムラインの次にくるもの http://mediadisruption.net/2014/11/16/newnewsexperience/
スマホに溶け込む見せ方がこれから重要。とすると、「タイムライン」方式から「カード」へ、見せ方のモデルがシフトするのでは、と。

●はてなブログのブログカードがOGPに対応! はてなブログ以外もブログカードスタイルになるぞ http://mbdb.jp/hacks/hatenablog-blogcard-ogp-correspondence.html
「カード」化は今後のコンテンツ流通の肝。ソーシャル・メディアで、あるいは、他のプラットフォームで、はてなカードが使えないか研究した結果、報告。できそう、です。