● 「電子書籍」、「POD」、「取次・書店」の3つの流通網

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●出版・読書メモランダム http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/201602
「雑誌をベースにして組み立てられた出版社・取次・書店という近代出版流通システムが解体していく悲鳴のようなものが、マイナス数字にこめられている」。
インプレス以外で「出版科学研究所が電子出版市場の独自の推計を始め、『出版月報』1月号に掲載」。1~12月の暦年ベースで、2015年は、電子コミック 1,149億円/電子書籍 118.8億円/電子雑誌 178.6億円/合計 1,502億円。
「学生と教師たちのアマゾン利用の比率が高いことも挙げられている。それに加えて、忙しくて人気があり、本を読み、買う教師ほどアマゾン依存度が高いようで、やはりそれがこのようなみすず書房の生協の売上冊数にも反映されているのだろう」。

●アマゾンJ、出版社別年間1位はKADOKAWA
http://www.shinbunka.co.jp/news2016/02/amazon-2015best.pdf
1位から8位は、前年の「和書」ランキングと同順位。
1位=KADOKAWA
2位=講談社
3位=集英社
4位=小学館
5位=学研プラス
6位=ダイヤモンド社
7位=インプレスグループ
8位=新潮社
9位=幻冬舎(3ランクアップ)
10位=文藝春秋(4ランクアップ)

●Amazon、2015年の日本での売上高は1兆円越えに https://shopping-tribe.com/news/25370/
小売りの全体。「地域別に見ると、アメリカでの売上高は705億ドルで前年比28.9%増、その他ではドイツが最も売上高が多く118億ドル(前年比1%減)、次いでイギリスが90億ドル(前年比8.3%増)、日本は3番手だった」。

●NextPublishing書籍が日販、トーハンより委託流通を開始! 「電子書籍」、「POD」、「取次・書店」の3つの流通網で提供。 http://www.impressrd.jp/news/160125/NP
「電子出版で販売し、その結果を元に一般書店への委託流通の判断を行うという段階的マーケティングが可能になり、出版産業の課題となっている返品率改善の期待が持てます(デジタルファースト効果)」。

●図書館で「honto pocket」貸出始まる! : <公式ブログ>工学院大学附属高等学校 http://kogakuinhigh.doorblog.jp/archives/68507713.html
プリ・パッケージ型電子書籍(+端末)。紙の本を借りる感覚で、電子本を借りてもらおう作戦。中身により5種類:『工学院の100選』/『夏目漱石セレクション』/『宮沢賢治セレクション』/『源氏物語(与謝野晶子)』/『三国志・宮本武蔵(吉川英治)』。

●単体コンテンツである電子書籍については、独自ストアに固執しなくても、影響が少ないと判断し、Kindleストアを活用することにしました。 http://blog.livedoor.jp/thinkzero/archives/3478258.html
自己出版。「(当初は)「読者とのつながり」の構築を最優先するため、独自ストアのみでコンテンツをリリース」。今度からKindleストアでもリリースすることにした。
ただし、「・一人出版社で購入した場合、読者向けページが提供され、追加コンテンツを得られる
・Kindleストアで購入した場合は、電子書籍のみ」。

●大丈夫! あなたは書ける。  http://kogo.hatenablog.com/entry/2016/01/27/214135
まとまった時間は永遠にやってこない。「「まとまった時間」というのは、毎日のルーチンのための時間が集積したものにほかなりません」。

●Twitterで他人の目に留まりやすい投稿テクニック ─ インディーズ作家のためのSNS活用術〈4〉 http://www.gunsu.jp/2016/02/Column-for-indie-writer-Twitter-Leveraging-Method-4.html
元投稿をもう一度見てもらいたい場合には、同じ投稿をくり返すのではなく、元投稿に返信すればいい/いまなら「津田マガ」の感想をツイートすればまず間違いなくリツイートしてもらえます/擬似的に縦書き表記したり。

●EPUB 3.1制定についてのリンク集
https://docs.google.com/document/d/1nEkTH0OVTz2ONf8szXmaThKE4wmgEmpmagTXlv1wmyk/edit#heading=h.k4dduhrjpiw
メタデータの構造が変わる。たとえば、「自然言語の自動読み上げを必要とする文書について、どの言語での読み上げを必要とするかを示すメタデータの提案/ルビの程度(なし・あり・総ルビ)を示すメタデータの提案」などがなされている。

●JEPA| 解像度 http://www.jepa.or.jp/ebookpedia/201601_2824/
【クイズ】電子書籍関連でいう解像度と、肉眼の解像度との関係は?

●信頼できるニュースソース、検索エンジンがソーシャルメディアを引き離す http://zen.seesaa.net/article/432752453.html
「ユーザーは、検索エンジン経由で接したニュースを、伝統メディアやオンラインメディア(ニュースサイト)で接する場合よりも信頼している。またソーシャルメディアで接するニュースに対する信頼度は、高くならないで頭打ちになっている」。

●ウォールストリート・ジャーナル、「デジタル型編集局」へ組織改造(追記あり) http://bit.ly/1R8hO7Q
ポイントは「紙からデジタルへ、パソコンからモバイルへ、グローバル展開、そして組織内の横の連携」。NYTimesの後をWSJも追いかける。
異なるアプローチとして、(リストラで得た資源で)新たな収入に向けた施策も展開:「昨年9月には、専門家向けの有料会員制サービス「WSJプロ」をスタートさせた」。

★The Economist starts publishing its charts on the messaging app Line » Nieman Journalism Lab http://www.niemanlab.org/2016/01/the-economist-starts-publishing-its-charts-on-the-messaging-app-line/
あの『The Economist』がLINEで記事配信スタート。しかも、世界規模のニュースを。データ分析をインフォグラフィックスやチャートで見せながら。

●SmartNewsのリポーター「地球くん」がLINEスタンプに登場! http://about.smartnews.com/ja/2016/01/27/chikyukun_line_stamp/
地球くん」とは:頭は北極、口はオーストラリア。ニュースアプリ「SmartNews」のリポーターとして「今日は何の日?」コンテンツを連載中。世界の出来事を体を張って毎日皆さんにお伝えしています」。

●BuzzFeedは何をつくるつもりなのか?『BuzzFeed』2人の編集長への問い http://wired.jp/2016/01/27/buzzfeed-japan-us-interview/
「ぼくのようなニュース記者出身の人たちは、バズの人たちの手法から「こういう風な切り口・見せ方をしたらもっと読者に親しんでもらえる書き方ができるな」といった刺激を受けるし、バズの人たちもニュースの集め方を見て、「こういうところからも情報を集めるんだな」と学ぶことができる」。

●デジタルに舵を切った西日本新聞、猛スピードで繰り出すブランドコンテンツの強みとは http://bizzine.jp/article/detail/1336
「記者や編集員が書くものがすべてではない。紙の新聞ではカバーできない多様なコンテンツを僕らが作り出していく、いずれは新聞記者の書いたコンテンツのマネタイズにもつなげていければ理想です」。

●メディアの僧はデジタルの虚空を見通す〜朝日新聞・デジタルウォッチャー平和博氏に聞いてみた http://sakaiosamu.com/2016/0125161738/
新聞紙面と、たとえばブログとではレイアウトも、読まれ方も違う。「読んでほしいユーザー層というか、どんなメディアでどんな発信でリーチできるのか」を考えることが大事。
この延長線上に、分散型メディアがトレンドになるとした場合の処方箋もある。そのノウハウは意外と、実は広告などの世界で築かれてきた考え方や手法なのかもしれない。

●言葉の壁は崩壊寸前-翻訳ツールが切り開く未来 http://jp.wsj.com/articles/SB12751571096197434046704581513822727370338
「イノベーションの研究や商業化は民間部門と防衛・情報コミュニティーの交流によって実現しつつある。Siriも米国防総省・国防高等研究計画局(DARPA)が資金を提供した人工知能(AI)プロジェクトから誕生した。Siriの音声認識エンジンを開発したのはニュアンス・コミュニケーションズだ。この会社はフォーチュン100社の70%に音声ソフトを提供しており、音声生体認証の研究開発に年間で3億ドル(約363億円)を超える資金を投じている」。