●答えのない社会。子どもの教育はどうなる?

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●子どもが多忙な時代 伸ばすべきは「非学校的能力」 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO92554770X01C15A0000000/
21世紀版、遊びをせんとや生まれけん。ネットが原因の多忙化問題。
「私たちが子どもの頃は時間が余っているのが普通でした。それがスマホの普及により、「子どもが退屈しない時代」という誰も体験したことがないような状況に突入している」。
「どうやって子ども時代ならではの体験をさせてあげるか?」を考えることが、これからの親の役割。

●答えのない社会。子どもの教育はどうなる? http://www.rhythmoon.com/column/2015/09/post-1507.html
国が進めている教育改革の意味を知ることが重要。現在、「大きな社会変動」に備えての改革が進行中。
子どもたちの差し迫った未来への対応が大事だが、基本は「「答えがひとつでない」ことだらけの社会で、個を活かし多様性を実現しながら助けあって歩む力」。

●体育指導より「外遊び」のほうが子どもの運動能力は高くなる http://www.mag2.com/p/news/119233
「積極的に体育指導を取り入れている幼稚園・保育園よりも、自由に遊ばせている園の子どもの方が、運動能力が高い」。
どうしてそうなるか:「大人が決めたことをやらせる」よりも「子どもがやりたいことをやる」方が、意欲高く取り組める/「説明を聞く時間・順番待ちの時間」。自由に遊ぶ子供たちのほうが、実際に体を動かしている時間が長い/体が様々な動きを習得するのに最も効果が上がるこのタイミングには、形の定まっていない自由な遊びこそが、最適。

●史上最年少英検取得!現役中学生が考える学校教育の在り方 http://fourskills.jp/interview-kenteioyako
「中学1年生で初めて英語を学ぶので、1年生の英語力はあまり変わりありませんが、高学年になるにつれ、その差が開いていきます。ただ、公立ではみんな平等が良いという風潮があり、個性を尊重して伸ばすことはしません。これが大きな課題だと思います。私が母親の指導を好む理由も、私のことを真剣に考えた指導法をしていたからだと思います」。

●読み書きそろばん物語・「新しい教育」の話をしよう http://chibicode.com/yomikaki-soroban-monogatari/
21世紀の「新しい教育」 = エドテック、について。

●インドで誕生!貧困農家に革命を起こす、神アプリ「AgriApps」 ! http://bit.ly/1Nsi0Zu
読み書きといった基礎学力の欠如を意味する「イリテラシー」率が世界で最も高いのがインド。「金銭的に余裕のない農家の多くは教育を受けることができない」「“教育が受けられない”ことは“読み書きが困難なため充分な情報が得れない”ことに繋がり、それが“金銭問題を抱え続ける”といった貧困の悪循環に陥る」。
しかしケータイは普及している。そこで読み書きが困難でも、農業のノウハウを駆使できるアプリが登場。
「インド農家のイリテラシー問題を長期的に改善するのに必要なのは、将来農家になるであろう若い世代をターゲットにすること。彼らは「親世代」というロールモデルが、現代のテクノロジーによってより良い環境を手に入れるその瞬間を目の当たりにするからだ」。

●日本における学習テクノロジーの未来 http://flit.iii.u-tokyo.ac.jp/seminar/004-3.html
協調学習を支えるツールとその方法論がかみ合っていることが重要。
ジャスパー・プロジェクトでは、複雑な算数の問題を子どもたちが解いていく中で、考えを共有しながら理解を深めていくという課題が設けられている。ドラマ仕立ての問題を解き、類題をこなし、その後生活に役立つツールを作るという授業。
「これをうまく使える学校ではとても良い学びが起きるのですが、今はほとんど使われていません。せっかく良いものを使っていても、先生がその背後の理念を理解しておくことが重要なのでしょう。そのあたりをどう支えていくかも大事なポイントだと思います」。

●生徒全員が授業に積極参加…小学校でデジタル顕微鏡を活用した理科実験 http://resemom.jp/article/2015/10/29/27644.html
先進的な授業=デジタル顕微鏡を使い、小学生たちが火山灰の結晶を観察。さらに結晶の写真データをiPad経由で先生の大型テレビに転送して発表を行う。
「班ごとに撮影した結晶写真からベストショットを決め、観察した結果を報告するのだが、このベストショットの選定が授業の中でもっとも議論が活発になった」。

●タブレットで学習している女子小学生の4割は紙よりタブレットの方が学習しやすいと回答 http://ir.kadokawa.co.jp/topics/20151028_e3k46.pdf
子どもライフスタイル調査2015秋』結果。角川アスキー総合研究所。雑誌「キャラぱふぇ」の読者を対象に調査を実施し、回答者から女子小学生のみを抽出して集計。
5割近い小学生女子がタブレットを使える環境にいて、ゲームもやるけど学習にしっかり使っている。
「タブレットで学習している女子小学生に「紙の本・ドリル」と「タブレット」では、どちらが学習しやすいか尋ねたところ、女子小学生の2割が「タブレット」と回答。「どちらかと言えばタブレット」を含めると4割を占める。一方、「どちらかと言えば」も含めた「紙の本・ドリル」との回答は、3割にとどまり、タブレットの評価が上回る結果となった」。
保護者も、63%が今後タブレットを使わせたいと回答。


●未来の教育講座|大学受験に効く【受験サプリ】 http://jyukensapuri.jp/movie/future/
こんなところにも、「アクティブ・ラーニング」の単語が。

●反転授業に関する定点調査報告書<2015年> https://www.digital-knowledge.co.jp/archives/4847/
高校・大学教員に対する調査。反転授業を「知っている」「聞いたことがある」と答えた教員は51%で、昨年の前回調査時より10%増加。ただし、実際に「行っている」と答えたのは2%。

●反転授業とは http://flit.iii.u-tokyo.ac.jp/about/
「説明型の講義など基本的な学習を宿題として授業前に行い、個別指導やプロジェクト学習など知識の定着や応用力の育成に必要な学習を授業中に行う教育方法」。

●ハーバード大学物理学の反転授業(PDF) エリック・マズールの授業についての詳説 http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/56030/1/201403_RCM_online.pdf
知識の習得は自宅での事前学習が担当。教室では、自宅学習で生徒が疑問に感じた点や、逆に興味をひかれた点を中心に授業展開する。
そのことで、能動的な学習や、相互啓発的な学習が実現する。

●予習の習慣 大学生にも ネットで学び→教室では応用 思考力高める効果  http://www.nikkei.com/article/DGKKZO93315780X21C15A0TCQ000/
JMOOCを使った大学における反転授業の実践例の話。
「担当する岩下志乃准教授は「ネット予習を組み込んだことで授業に活気が生まれた」と手応えを感じている。学生のアンケート調査では6割以上が肯定的に受け止め「著名教授の講義を受けられる」などと歓迎する声が多かった」。
山内祐平教授は「反転授業によって高度な思考力を伸ばせることがデータから裏づけられてきた。今後、日本でMOOCを広める有効な利用法になる」とみる。

●大日本印刷 東京大学出版会 丸善 大学・大学教員向け教材開発支援サービスを提供開始 http://www.dnp.co.jp/news/10116102_2482.html
大学で、一方向の講義ではなく、双方向のアクティブ・ラーニングが喧伝されるにおよび、従来からの「教科書から教材へ」の流れが一気に加速。

●学生が作る“面白くてためになる”オンライン講座 受講受付開始 http://jbpress.ismedia.jp/ud/pressrelease/562dd308b31ac969db00000e
大学生で構成されたチームによって「自身が通う大学の紹介講座」を作り、その人気度を競うイベント。JMOOCから。

●スクー、千葉市の生涯学習センターに動画学習サービスを導入 http://japan.cnet.com/news/service/35072488/
職業訓練に「教育系ICT」の力を。
schoo WEB-campusは、仕事に生きる知識やスキルが身につくオンライン型の動画学習サービス。これを使い、再就職や失業の問題を解く。
「女性の再就業の壁となっているのは、「子育てとの両立ができるか不安である」といった物理的・精神的な問題に加え、「再就職に必要な資格や技術・技能がない」といった問題だ。さらに、現在224万人いる完全失業者が仕事につけない理由として「自分の技術や技能が求人要件に満たない」と挙げた人が17万人もいる」。

●スクーがオンライン動画学習サービス「schoo WEB-campus」利用者への調査結果を発表 http://itlifehack.jp/archives/14005
授業を選ぶ際の基準:1位が「今の自分の仕事に役立つかどうか」(71.9%)。現居住地が「情報収集」に不利だと感じている人が8割。
オンライン動画学習サービス「schoo WEB-campus」を運営している株式会社スクーが、会員に対して「インターネットでの動画学習」に関するアンケート調査。