●豊かな日本で「自由」を実感できないのはなぜか

150814 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●豊かな日本で「自由」を実感できないのはなぜか http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/07/post-3803_1.php
世界各国の社会学者で作る国際プロジェクト「世界価値観調査」が、2010~14年に実施した「第6回調査」。「自分の人生をどれほど自由に動かせると思うか」への回答分布と平均値。平均値で日本はロシア、インド並みの最底辺国。
「日本の暮らしは快適で便利だが、それは人々を高度に管理・統制することで成り立っている。貧しいが自由な社会と、豊かだが抑圧の強い社会。大きく分ければ社会には2つのタイプがあり、現存する国々はこの両極の間に位置している。この統計から分かるのは、日本は後者の極点に近い」。

●ケインズが描いた週15時間労働の世界はいずこ 確かに世界は経済的に豊かになったが・・・ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44472
「2030年の人々は1930年の人々より8倍暮らし向きが良くなっている。そしてその結果、我々は全員週に15時間しか働かず、どうやって時間をつぶそうかと思っている」。
あの、メイナード・ケインズが1930年に書いた論文のくだり(「Economic Possibilities for our Grandchildren(わが孫たちの経済的可能性)」)だ。しかし組織で働き、給与所得で生活することが一般化したことから、富が組織に蓄積される方向へ事態は変転してきている。
誰よりも長く働き、誰よりも休みを少なくすることで、我々は出世の階段を上る。余暇時間の急激な減少が、この階段の頂点における格差が急拡大した1980年代に始まったのは、偶然ではないかもしれない」。

●働きたい組織の特徴(2016年卒) http://www.recruitcareer.co.jp/news/2015/07/29/20150730.pdf
属性別の一位は、大学生「男性・文系」=コミュニケーションが密で、一体感が求められる」大学生「女性・文系」=コミュニケーションが密で、一体感が求められる」/大学生「男性・理系」=仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」/大学生「女性・理系」=仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」。

●お盆休みに「1日も休まない」人の割合が判明!ブラック率は◯◯が突出? http://sirabee.com/2015/08/09/44364/
4人に1人は「お盆期間」に1日も休まない。また3大都市圏では、東京が飛び抜けて「休まない割合」が高い。同じ首都圏でも東京だけが別格。

●女性の年収、低すぎ? 日本はこの30年、男女の格差が埋まっていない【データ】 http://www.huffingtonpost.jp/2014/05/06/woman-in-japan_n_5274351.html
男女別にデータを取り始めた1978年から2012年までの34年間、どのように平均年収が推移したかを表したのが以下のグラフ。90年代以降、伸びが止まるのは男女に共通して見られるトレンドだが、ほとんど差は縮まっていない。


●変わる日本で、教師の卵たちが学ぶべきこと (4) http://toyokeizai.net/articles/-/63266?page=4
「アメリカも貧困率が高いのですが、階層化されていて階層ごとにコミュニティがあります。貧困なら貧困なりに生きていくすべが一定の歴史の中で存在するのではないでしょうか。日本の場合は、最近の変化が急激なので、社会的なケアの仕組みが整っていない」。
「昔だったら教会や寺などの宗教的な施設がケアの仕組みとして機能していましたが、今はそうしたものも弱くなっています」。

●ひそかに進む日本社会の「階層化」 http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2015/08/post-3838_1.php
「図1 趣味の職業差」。「図2 小学生の美術鑑賞・海外観光旅行経験率(家庭の年収別)」。

●もはや日本の「中流」は全体の3分の1  http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/248790/072400006/
「昔の日本では「1億総中流」ということがよく言われていた。70年代前半には世論調査で9割以上が自分は「中流」に属していると答えた」。現在はその半分以下、かつ今後の展望も見えない。
消費が経済成長のエンジンになっている今日、社会保障や労働環境などの安心の要素が重要。「安心して暮らせない国の経済成長はない」。労働市場は小麦などそれ以外の市場とは異なるということだ。なぜなら、労働者は人間だからだ。

●必見!社会保障で絶対損をしないためのすぐに使える全知識  http://hoken-kyokasho.com/shiyakaihoshiyou-subete
基礎知識。しかし案外知られていないことばかり。安心のためにも、是非一見を。

●今後の仕事と家庭の両立支援に関する研究会報告書 概要 http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11903000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Shokugyoukateiryouritsuka/0000093555.pdf
2012年度に介護を理由に会社を辞めた人は、全国で9万4900人にものぼり、現在では10万人を超えていると見られる。離職者数に占める男性の割合も増加傾向にあり、働き盛りの団塊ジュニア世代もこの問題に直面している。
対応として、「短時間勤務制度」の義務化も検討、また「介護休業の分割取得」や「介護休暇の時間単位取得」など。
(本文 http://bit.ly/1NepIds  )

●介護と仕事を両立する「ワーキング・ケアラー」 企業が支援に乗り出す時代に https://news.careerconnection.jp/?p=12252
家族や親族の介護・看護にあたる人。働きながら介護・看護をする「ワーキング・ケアラー」は増加基調だし、今後その勢いは増す。介護しやすい職場作りは「人事戦略」の一環。
他方で、英国に比べて日本は、ケアラー全体に対するワーキング・ケアラーの割合が低い。「これは専業主婦に介護の負担が偏っている可能性があり、必ずしも介護離職をした人の多さを意味するものでは」ない。

●コンビニ難民の市区町村別推計~コンビニ徒歩圏に居住する高齢者人口は日本全国で39% http://www.smtri.jp/report_column/report/pdf/report_20150810.pdf
コンビニ店舗網は超高齢社会に必須な経済・社会インフラ。東京23区においては、コンビニ500m圏で人口の99%がカバーされている。しかし問題は地方。全国平均で、しかも高齢者の徒歩圏にコンビニがあるかをみると、そのカバー率は39%に過ぎない。

IoTで変わる福祉機器、階段を上る車いすも登場 http://eetimes.jp/ee/articles/1508/07/news072.html
この電動いすは、「角速度センサー(ジャイロセンサー)やローテーションセンサーなどが搭載されている。これらのセンサーとアルゴリズムによって、Scalevoに乗った時にバランスが自動的に取れるようになっている。ちょうど「セグウェイ」のようなイメージ」。

┃Others あるいは雑事・雑学

●「日本に来てよかった」 | 1分で感動 http://1kando.com/24950

●USJより上?船橋アンデルセン公園の“人気テーマパーク番付”3位入賞に驚きの声 http://irorio.jp/nagasawamaki/20150728/248426/