●糸井重里さん、コピーライターやめました

150612 MP

┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

●糸井重里さん、コピーライターやめました 売れるを語る http://www.asahi.com/articles/ASH5S7HTTH5PULFA030.html
「使う人に喜んでもらえるか、考え抜く。喜ぶ姿が光景として浮かびあがらない商品は、ダメですね」。
コピーライターはやめました」 ――えっ! 「エルメスにキャッチコピーはないですよね。よいコピーをつくることと、売れるものをつくることは別。よくないものをコピーで売るなんて、やめたほうがいい」。

●「ものづくり白書」を閣議決定、成長戦略でもIOT実現化を盛込み http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0YV1QX20150609
データ収集、解析、処理というサイクルの中で新たな付加価値が生み出され、あらゆる分野で競争領域が変化しているにもかかわらず、我が国製造業におけるIT利活用は諸外国に比べ遅れていると指摘。

●「ものづくり白書」 平成26年度ものづくり基盤技術の振興施策(概要) http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2015/honbun_pdf/pdf/gaiyou.pdf
データ社会における製造業の刷新という課題と、「熟練」を核とする従来の「強み」の維持をどうバランスさせるかが大問題。岐路に立たされている。
大企業・中堅企業を中心に「輸出で稼ぐ」モデルから「投資で稼ぐ」モデルへのシフトがある。そのため国内工場の位置づけを、イノベーション拠点/マザー工場/フレキシブル工場など明白にしていく必要がある。さらに地方の中堅・中小企業の中から、「グローバルニッチトップ企業」が現れることを期待。後者は特に地方の雇用基盤、生活基盤の確保には欠かせないとの認識。
全体として刷新、転身を図るうえで必要なIT人材が製造業内にいない、という日本固有の問題点が指摘されている。また、IoT時代のロボットで世界をリードし、ロボット革命を実現していくことを打ち出している。

◯テスラ、グーグルの衝撃!自動車産業の構造変化にトヨタは生き残れるのか!? http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/317968/060100004/
足もとで起きている現象:「買い手」が情報武装し、情報非対称の壁が崩壊/「売り手」がソフトをデジタルコピーしてモジュール化し、「同業者」や「新規参入者」に提供することで起こる参入障壁の崩落/情報ネットワークが進化して起こる「代替製品や技術」による業界の壁の崩壊。
さて、この次に起きること。たとえば車が、「走るスマホ」になると、OSの更新、バージョンアップ的現象が起き、そこでの競争がし烈になる。つまりこれまでのクルマの価値は、新車の方が中古車より高いに決まっていたが、OSが新しくなるたびに機能向上するPCやスマホのように、クルマも時間経過で価値が上がっていくことが求められる。

◯このままでは日本のIoTはガラパゴスになる 日の丸IoTの成否(1) http://diamond.jp/articles/-/72852
「オープン」が基本コンセプト。「標準化」が合言葉。このふたつの概念の上に、「後から機能が追加できる「進化する機器」への変貌」、という現象が起きている。
この現象が起きる新しい舞台で覇権をまず握ったのがインテルとマイクロソフト。「なぜウィンテルは「標準」になれたのか?実は、インテルもマイクロソフトも、自社の商品であるプロセッサーやOSを普及させるために、他社に様々な情報やノウハウを積極的に提供した」。これがオープン・イノベーション戦略。
日本人ならお馴染みの、「損して得取れ」の精神のことだ。「日本企業がパソコン、携帯電話、テレビで辛酸をなめることになったのは、この哲学を実践できなかったことによるところが大きい」。


●ロシアがGoogle・Twitter・Facebookに対し政府側の要求に従わない場合はサービスを停止させると警告 http://gigazine.net/news/20150525-russia-will-block-google-twitter-facebook/
「読者の多いブロガーに関するデータ提供やサイトの閉鎖」といった要求にGoogle・Twitter・Facebookなどが応じなかった場合、ロシア国内でのサービスを停止させるとロシア政府が警告している」。

●自らルールを作り始めた中国 西方へ前進する習近平国家主席のユーラシア統合戦略 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43920
習近平国家主席の「一帯一路」構想。このうち、「路」には陸路だけでなく、海路が含まれる。インド洋、北極海が視野に。「帯」については、鉄道・道路だけでなく、ガスパイプラインなども含まれる。

●中国の夢、技術強国化は構造的に阻まれている http://blogos.com/article/112774/
中国がこの先、先進国になれるか、『中所得国の罠』に陥ってしまうかの分かれ目は、製造大国から技術強国に変身できるかにかかっている。

●「国家の安全」の論理と「民主・自由」―中国の香港への目線 http://www.nippon.com/ja/editor/f00033/
実は社会の安定、「国家の安全」と、「民主・自由」の具体化、この二つから生じるジレンマは先進国共通の問題でもある。それは「腐敗」に象徴、集約されるが、今の日本にそれがないと言い切れるか。

●「STAND BY ME ドラえもん」の中国興収が約86億円 日本国内興収を上回る http://www.animeanime.biz/archives/21151
『STAND BY ME ドラえもん』は、藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品。初めてフル3DCGで映画化した意欲作。「2014年度の国内映画興収ではディズニーの『アナと雪の女王』の254.8億円、『永遠のゼロ』の87.6億円に続く、第3位に位置する。
2014年に中国で公開された『アナと雪の女王』の同国の興行収入は4800万ドル(約60億円)で、現時点で『STAND BY MEドラえもん』が大きく上回っている」。

●ベストセラー『21世紀の資本』 の翻訳者・山形浩生が、原書を読んで真っ先に思ったこと http://nikkan-spa.jp/776037
要旨=「r>g」というひとつの数式。「つまり、ピケティによれば「r(資本収益率)」は常に「g(経済成長率)」を上回るとされ、今後「r」は平均4%程度に落ち着き、先進国の「g」は1.5%となるとしている」。
投資信託やファンドなどの資産を持っていれば年4%程度の収益を得られるが、働いて得られる収入の伸びは1.5%ほどに抑えられ、この状態が続くことでとてつもない格差も生まれる」。

●ピケティでもって21世紀の資本は安泰だ http://www.diplo.jp/articles15/1504piketty.html
この著作の統計的作業の巨大さと良質性、それは称賛に値する。しかし「いくら千ページにわたってあきもせず、資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回るとき不平等が増大すると繰り返したところで、おのおのの時期に固有の資本収益率と経済成長率の決定因を提示しないかぎり、何も説明したことにならない」。
重要なのは「誰が制度や構造を左右する力を持っているかということが決定的な問題なのである。誰が制度や構造をつくり、あるいはあるやり方でつくり直す力を持つのか」を問うべき、と。

●経験と言語の螺旋で、学びが深まる http://toyokeizai.net/articles/-/14457
情報と知識とは異なるもの。情報はそこにあるが、知識はもともと主観的であり個人の暗黙知に根差す。知識が主観的であるという意味は、その主観を持つ個人が何をやりたいかが非常に重要で、自らの身体で感じる経験を積む中でこそ生み出される。そして組織的知識こそ実践知の中から出てくるが、組織であるがゆえにリーダーの役割りが重要。
このときリーダーにはフロネシスが求められる。フロネシスとは文脈や状況を考慮し、そのつど個別具体的に対応し、プロセスの中で必要に応じて行動目標を変更する知恵。全体の善という目的を達成するために最善の判断と行為ができる能力のこと。

●小室直樹は20世紀から届けられた最終兵器だ http://toyokeizai.net/articles/-/71492
「経済官僚は経済学が分かっていない」。

 

┃Others あるいは雑事・雑学

●古くからの言い伝え「津波が来たら神社に逃げろ」が意味すること | by.S http://by-s.me/article/124055827504034872

●ドローンによって撮影された、信じられないほど美しい各国都市の写真32選 http://newclassic.jp/21933