知のパラダイムシフト

●チーム・パブリッシングの可能性

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

チーム・パブリッシングの可能性 http://magazine-k.jp/2015/05/27/team-publishing-as-a-possible-new-generation-of-the-self-publishing/
「自主出版2.0」プラットフォームの登場。E-Bookと印刷本の編集・販促・流通に関するサービスを提供する。柔軟なチーム編成で必要なすべての業域をカバーし、その小規模なグループで売上をシェアするモデル。「責了」後の手直しはどういう扱い?

●∞books-ムゲンブックス http://mugenbooks.com/
紙の自己出版プラットフォーム。「個人が電子書籍での出版することは珍しくなくなりましたが、紙で出版し流通させることができるサービスは日本で初めて。KDDIの開発・経営支援プログラムによる賞も受賞」。(紹介記事:誰でも無料で本が出版できるWEBサービスが登場 http://irorio.jp/chiyofujiwara/20150524/231018/ )

紙よさらば 週アスはずっとやんちゃデジタル http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/339/339153/
紙での最後の特集号。「EYE・COM〜週刊アスキーの表紙全欄でございます。見出しからその時々のデジタル・ITのトレンドがわかるほか表紙モデルからファッションやメイクの移り変わりも見えて時間を忘れて楽しめます」。


●電子書店アプリ「BookGateシリーズ」、および電子書籍アプリ、サービス終了のお知らせ 廣済堂 http://www.kosaido.co.jp/press/2015/bookgate.html
こちらは電子販売よさらば。印刷会社が出版社のデジタル化動向を先取りして、「弊社に印刷の仕事を発注いただくと電子版で売ることも致します」、というのがセールストークになる時代、それが終った象徴的事件。コンテンツをデジタル化するだけでは何も始まらない。たとえばアイティメディアを見ればそれがわかる。

●アイティメディアの2015年3月期決算に見る、IT系オンラインメディアの状況 http://www.publickey1.jp/blog/15/20153it.html
「アイティメディアのように、社内に社員の記者や編集部員をたくさん抱え、自社でコンテンツを作ることを中心としたオンライン専業のメディア企業というのは、実はそれほど多くありません。しかも公開企業として決算を公開している企業となると、もしかしたらほとんど唯一の存在かもしれません」。

●見習うべきダイヤモンド社の取り組み 「刊行点数減って売り上げが増加」 する編集者の評価方法 http://ameblo.jp/nrs4702/entry-12023329406.html
新刊も含めて過去5年以内に手掛けた本が、当該年度にどれだけ売れたのかで編集者を評価/企画の決定権を営業部門に持たせる/編集者に自主的にプロモーション活動を行わせる。

●編集やメディアの役割は「発信」ではなく「媒介」ーー出版の限界を超えるために必要なこと http://media-outlines.hateblo.jp/entry/mishima
「つくるだけでなくしっかり届けること」。そして、「編集やメディアの役割は、よく誤解されがちなのだが、『発信』ではない。くり返すが、あくまでも『媒介』である」。

●YAHOO!ニュース、「取材をしない」編集部 http://webronza.asahi.com/journalism/articles/2015042800017.html
ヤフー・ニュース トピックスの編集作業:1.ヤフー・ニュースに配信される記事(1日あたり4000本)から、「トピックス」のメインとなる記事(ヘッドライン)を選ぶ/2.記事の内容をより深く広く理解するための関連リンクを探し、小見出しをつけて編集する/
3.13文字の見出しをつける/4.別の編集メンバーがトピックスの中身を校正し、掲出する。特に「主要8本」は上から下にかけ、「硬→軟」のグラデーションのついた並びで、「公共性と社会的関心」に基づき、バランスとタイミングを計る。
求められるマインド:1「ユーザーに届いているか」という視点/2.ネットでニュースを届ける世界を切り開く者としての気概/3.伝統的な報道機関が必要としてきたニュースの使命感、責任感、恐ろしさへの理解、公権力監視、弱者への配慮。

●米の新聞社の市場価値は、10−20年前の1割以下 http://www.kddi-ri.jp/blog/srf/2015/05/25/value/
たとえばボストン・グローブ社の市場価値はこの15年ほどで、ほぼ十分の一になってしまった。「米国唯一の全国紙USA Todayの編集主幹David Vallaway氏が、先週、インターネット関連のイベントにパネラーとして出席し、質問に答える形で「早ければ、5,6年のうちに、紙の新聞を止めるかも」と発言」。いよいよ正念場。

●WEB BBCが考える「ニュースの未来」 http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2015_0522.html
イギリスの公共放送BBCは2015年1月、『ニュースの未来』というタイトルのレポートを公表した。デジタル時代には、さまざまなプラットフォームに合わせてニュースを伝えることが大切だということを理解する必要がある。たとえば昔ながらの30分の動画ニュースは要らない。15秒のインスタグラムベースのニュースが良い。

●宝島社より 【クックパッドmagazine!】 隔月刊行決定!! http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000162.000005069.html
新しいコンセプトの定期料理生活誌。「毎号、両社の編集者が合同会議を行い、今流行しているもの、これから流行するものを検討し、試してみたくなる、料理が楽しくなる、毎日が楽しく情報を発信」。

●短期連載:雑誌読み放題サービスを比較する――選ぶポイントは? http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1505/26/news043.html
「dマガジンは後発のサービスだけにユーザーインタフェース(UI)が洗練されている。モバイルデバイスで使いやすいUIに加え、(略)コンテンツを横断的に楽しむことができる」。
「(タブレット使い放題・スマホ使い放題は)カテゴリ分けが大味なので、るるぶ以外は目的の雑誌を選ぶのにやや手間が掛かる。ただし、操作はおおむね軽快で、ストレスを感じることは少ない」。
「ビューンは先駆的に雑誌読み放題サービスを提供してきたが、今回の比較では、ラインアップ、読めるページ数ともにやや勢いが感じられない」。

●店頭での売上が2.2倍 情報工場とブックファースト新宿店のコラボ棚が常設に USER http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1505/22/news031.html
中立的なキュレーションサイトとリアル書店を結ぶ。情報工場はビジネスパーソンに役立つ書籍を厳選し、内容を3000字にまとめて提供する書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」を2005年から展開。

●バーバリーが装丁 世界限定280セットのブックセット http://www.jp01.net/news-313494.html
英語版で価格は10万円(税別)。世界280セット限定。装丁はバーバリーのチーフ・クリエイティブ兼エグゼクティブ・オフィサーのクリストファー・ベイリーさんが手掛け、2015年春夏のメンズコレクションにも採用されたデザインの布張りカバーを使用。日本国内での取り扱いはバーバリー表参道店、バーバリー心斎橋店、他。

★Google Reveals New Typeface for E-Books http://www.adweek.com/galleycat/google-reveals-new-typeface-for-ebooks/103654
電子書籍アプリ「Google Play Books」に新開発の英文フォント「Literata」を導入・追加した。