●デジタル教科書の位置付け、1年半にわたり検討

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

デジタル教科書の位置付け、1年半にわたり検討 http://resemom.jp/article/2015/05/13/24487.html
文部科学省が公立小中学校の全教科の教科書をタブレット1台にまとめ、児童生徒に配布することを想定した検討を開始。早ければ2020年度から。「デジタル教科書は、教科書と副教材があり、現在普及しているのはデジタル副教材。電子ワークブックもあり、教科書の分類をしたうえで議論を進めるべきだ。現行の教科書のデジタル化は、法制度改正も伴うので、日本の教育の根幹にも関わってくる」。


●100年カンパニーの知恵:東京書籍(東京)/中 ICTのパイオニア http://mainichi.jp/shimen/news/20150511ddm008020089000c.html
デジタル教科書は、厳密には「教科書」ではない。検定・採択という手続きを経ないからだ。しかし、スマホや携帯電話がない生活は考えられなくなった時代に、教科書だけが昔ながらの「本」であり続けることは難しそうだ」。

●初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1353440.htm
アクティブ・ラーニングを初等中等教育にも、という宣言。「ある事柄に関する知識の伝達だけに偏らず,学ぶことと社会とのつながりをより意識した教育を行い,子供たちがそうした教育のプロセスを通じて,基礎的な知識・技能を習得するとともに,実社会や実生活の中でそれらを活用しながら,自ら課題を発見し,その解決に向けて主体的・協働的に探究し,学びの成果等を表現し,更に実践に生かしていけるようにすることが重要であるという視点です。(略)「どのように学ぶか」という,学びの質や深まりを重視することが必要であり,課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)や,そのための指導の方法等を充実させていく必要があります」。

アクティブ・ラーニング 小中高校 http://www.kyoshinomichi.jp/tsushin/905.pdf
歴史は繰り返す。主体的に学ぶ学習の重要性はもともと「総合的学習」で目指されたこと。その頂点に「ゆとり教育」があったはずなのだが、「ゆとり教育」の反動として「アクティブ・ラーニング」をとらえる向きもあるほどで、運用の実際がもともとの理念を具体化するのは意外と難しいものだ。教師の実践力不足、更には教師の実践力を向上させるためのサポート不足が原因。今回こそは同じ轍を踏まぬように。

アクティブ・ラーニングの質を高める学習支援と学習環境のデザイン [2014年度 No.2] http://www.juce.jp/LINK/journal/1404/02_06.html
初年次教育におけるアクティブ・ラーニングの質を高めるラーニング・アシスタント制度(LA)について。

●「深い学び」につながる「アクティブラーニング」とは http://souken.shingakunet.com/career_g/2013/02/2013_furokuno45_2.pdf
大学でアクティブ・ラーニングがトレンドになっているが、中高での取り組みが充実してないと、実を結ばない。アクティブラーニングを初等教育から高等教育へとつなぐ整合的な取り組みが、ますます求められている。

●約半数の高校が、アクティブラーニング型などの一方向的ではない授業を導入 http://www.recruit-mp.co.jp/news/library/pdf/20150129_01.pdf
「ー高校の進路指導・キャリア教育に関する調査2014」より。大学・短大進学率別にみると、進学率が高いほど実施率が高く、大学・短大進学率70%以上の高校では実施率は57%と、半数を超える。

●一流のメンターとやり取りをする以上の効果が期待できる「ピア・メンタリング」 http://www.lifehacker.jp/2015/04/150429peer_mentoring.html
ピア・メンタリングとは、お互いに共通のテーマを持った6〜8人が集まり、定期的に2〜3時間程の会合を開催し、その中で互いの関心ごとや相談ごとを共有し、全員で考える手法のこと。参加者は「対等」な立場であるのがポイント。対等な立場でやり取りを進めるうちにお互いの開示度合いを深めることができる。結果、互いに有益で実践的なアドバイスを行うことができるようになる。ラーニング・アシスタントが優秀なメンターである必要がなくなる仕組み。

●なぜ“IT”ではなく“ICT”と呼ぶのか? それは“C”が未熟なためである http://gmba.jp/2015-02-23-15-20-41/38-topics/1497-iteachers-1.html
「日本ではなぜか教育とICT(あるいはIT)教育を別物のように区別したがるが、アメリカではそのような区別はしない。理由は、ITはすでに当たり前のものであり、C(コミュニケーション)も当たり前のこと。そして目的はティーチングであり、その目的を達するためにITを役立てているにほかならないからだ」。

●擬似的に絵画の中へ、五感で学ぶ美術学習――豊島区小学校で実証実験 http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20150512_701383.html
擬似的に絵の中に入り込める美術デジタル教材。美術教育の体験型協働学習システムは、歩く動作に合わせてスクリーンに投影された絵が変化する。絵の中に入り込むような疑似体験を通じて、鑑賞能力の向上をサポートする。

●学習管理サービス「studyplus」運営のスタディプラス、フェムトおよび朝日新聞社から1.85億円の資金調達 http://jp.techcrunch.com/2015/05/08/jp20150508studyplus/
Studyplusは、学習の「習慣化」を支援するサービス。学習記録をつけたり、同じ進路を希望する学習仲間とコミュニケーションをとったり。APIも外部公開しており、旺文社などが提供する20の学習アプリと連携。

●「高校生価値意識調査2014」よりー http://souken.shingakunet.com/research/2014_smartphonesns.pdf
高校生のスマートフォン所有率82.2%。3年間で5.5倍に。約6割がスマホで勉強=「スマ勉」を実施。

●高校生の社会観・世代観・グローバル化と地元志向「高校生価値意識調査2014」 http://souken.shingakunet.com/research/2014_kati2.pdf
自分たちの世代の「強み」は、「インターネット」(4%)がトップ。一方で、「弱み」のトップは、「ゆとり教育」(22%)。(全体傾向: http://souken.shingakunet.com/research/2014_katihoukoku1.pdf ) (分野別傾向: http://souken.shingakunet.com/research/2014_katihoukoku2.pdf

●徹底した大学のモニタリング | 広島大学 http://hiroshima-u.jp/sgu/page02_02
10年後に世界top100の大学となることを目標に、業績評価指標を公開。

●世界大学ランキングTOP100【2015年度版タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)】 http://hot-topic-news.com/world-university-rankings2015
12位に東京大学、27位に京都大学。東大と京大の間には、シンガポール国立大学(NUS)と清華大学が。

●世界大学ランキングTOP100位以内のJSAF協定大学| 学部留学・認定留学のJSAF  http://www.japanstudyabroad.org/?p=2058
スタディ・アブロード・ファンデーション(Study Abroad Foundation)は、「現地で学生に大学での単位取得を可能して、現地の大学生と一緒に寮生活をすることで視野を広げることができます。従来のような留学生のみで学ぶ語学留学とは違う、また語学留学では留学することのできない有名大学での1年間の学部留学を実現」。

●九州大学、KMSIの「BookLooper」によるデジタル教材配信を本格化 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1505/11/news122.html
全学の一年生約2,700名を対象に、BookLooperを利用したデジタル教材配信を開始するとともに、教育ビッグデータの利活用に関する研究を本格的に開始。(リリース http://www.kmsi.co.jp/press/2015-05-11/

●京都造形芸術大学、京セラ丸善システムの電子教科書「BookLooper」を通信教育部全学生に導入 http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20150507_700720.html
2013年から試行。今般全学年に拡大。大学院を含む通信教育部全学生6,500名に拡大し、専門教育科目と総合教育科目合計58科目の配信を2015年4月1日より開始。