そのような現代の経済社会において、わたしたちは、〝who〟——「自由」な人間としてどのような個人でありうるか—…
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アーレントの「私的領域」「社会的領域」「公的領域」
ヘーゲルと同じく、アーレントもまた、社会の圏域を家族、市民社会、国家の三領域として考える。彼女の言葉を使えば、…
「人間の条件」の本体としての「地球」
アーレントは『人間の条件』において、「地球は人間の条件の本体そのもの」であると述べている。 「たしかに人間存在…
身体とその外部(自然)の自律的挙動
身体とその外部(自然)のリアリティに気づくものは、身体や自然の自律的挙動にも当然考えが及ぶだろう。 身体の老化…
複数の個人によって相互に共有された認識基盤としての「制度」(3)
社会は、他者同士の間に共有される制度があってはじめて、安定的に運営されることとなる。制度が存在しないと、他者と…
身体性を欠くことについてのデカルト批判
メルロ=ポンティは、「自然について口をとざすすべての存在論は、身体を欠いたもののうちに閉じこもることであり、ま…