実物界から離脱した経済学においては、「外部性」(externality)という概念を中核として環境問題を処理し…
タグ: 環境と経済を再考する
ことばは他者を前提にしている
デカルトの方法的懐疑やその結論は、『方法序説』のタイトルで出版された。つまり、デカルトは我が思想を他者へ伝えよ…
実物界からの離脱(3) 成長神話
実物界から離脱した経済学においては、経済活動の成果は、市場での価値で評価されることとなった。 市場で高く売れる…
森林の価値のパラドックス
仮にアンケートによって、森林からの各種受益に対する県民の年間支払い意志額を正確に測定できたとしても、その額と森…
新古典派経済学の枠組みがもたらした歪み
環境は物理学的法則や生物学・生態学的な振る舞いによって自律的に挙動している。つまり、人間の意思決定から独立して…
サービス・ドミナント・ロジック
経営学の一分野として、サービス・ドミナント・ロジックが注目されるようになっている。 バーゴとラッシュは、経済学…
森林の価値のパラドックスはなぜ起こったのか
森林の価値のパラドックスは、「森林からの受益」を、人間の労働によって生み出される生産物と同じように取り扱ってし…
環境負荷に関する応因負担原則
環境負荷の発生は必ず生態系サービスの減少につながる。 環境負荷を発生させる活動(負荷活動)を行う者はその生態系…
物質のみが富を構成する
古典派経済学においては、物質的な財のみが富を構成するという考え方が主流であった。※I):古典派経済学とは、一七…
廃棄後の処理費用の手当ての欠如
原材料やエネルギーを使用すると、かならずいつかは、不要物が発生するという認識が希薄な理論的枠組みであったため、…