霊長類の生活史には生活環境も大きく影響する。
例えば、食物環境が厳しく捕食者が多い環境では子供の死亡率が高い。その高死亡率への適応として初産年齢が低く出産間隔が短くなる。厳しい環境に住む種は繁殖率が高まるというわけだ。
さらに、順位が高いメスは成長率と繁殖率が高いなど、社会的要因による種内変異も大きい。
■参考文献
『サルの生涯、ヒトの生涯——人生設計の生物学』 デビッド・S・スプレイグI):農業環境技術研究所 生態系計測研究領域・上席研究員 http://www.naro.affrc.roku.jp/archive/niaes/researcher/sprague_d.html(京都大学学術出版会、二〇〇四年)
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註
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