感覚指標

「環世界」において、生物から見た世界は「感覚指標」と「行動指標」とで構成されます。

「感覚指標」とは、生物がそれぞれの感覚器官に従って環境から特有の刺激(インパルス)を得る対象を指す言葉。

動物であれば捕食対象の視覚的形状、昆虫であれば蜜を吸う花の匂い、蚊であれば血を吸う対象である動物が湿気などを発する対象を言います。


■参考文献
生物から見た世界』  ヤーコプ・フォン・ユクスキュル 原著一九三四年

人工知能のための哲学塾 第二夜「ユクスキュルと環世界」 講演資料  三宅 陽一郎 二〇一五年

エンターテインメント、人工知能、ゲームマスター」 三宅陽一郎 二〇一六年

身体と環境の相互作用を通した記号創発表象生成の身体依存性についての構成論」 システム制御情報学会論文誌,Vol.18, No.12, p12 谷口 忠大、椹木 哲夫 [編集部]

★この記事はiCardbook、『<人工知能>と<人工知性>: —— 環境、身体、知能の関係から解き明かすAI—— 』を構成している「知識カード」の一枚です。

人工知能と人工知性
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