人もまた機械的存在

さらに人もまた、その身体は時計のようなものと、デカルトは言う。

すなわち、生きている人間の身体と死んだ人間の身体との相違は、ゼンマイを巻かれ、時計の機構がうまく作動している場合と、「機械がこわれていて、その運動の原理がはたらきをやめた場合との相違に等しい」と『情念論』で述べている。※I):引用 「情念論」(『省察 情念論』(中央公論新社、二〇〇二年)所収)


■参考文献
『省察 情念論』  ルネ・デカルト 原著一六四九年

★この記事はiCardbook、『なぜ経済学は経済を救えないのか(上)視座と理念の転換』を構成している「知識カード」の一枚です。

なぜ経済学は経済を救えないのか
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I. :引用 「情念論」(『省察 情念論』(中央公論新社、二〇〇二年)所収)