攻撃によって資源を巡る競合を抑える、とはどういうことだろうか。
この攻撃交渉による社会関係の調整は、我々ヒトや類人猿が属するヒト科ではなく、旧世界ザル(オナガザル科)の一種ニホンザルの同種内攻撃と社会的知性を見ることで明らかになる。
■参考文献
『高崎山のサル』 伊谷純一郎(講談社学術文庫、二〇一〇年)
『ニホンザルの生態』 河合雅雄(河出書房、一九六四年)
★この記事はiCardbook、『人類の社会性の進化(Evolution of the Human Sociality)(下)共感社会と家族の過去、現在、未来』を構成している「知識カード」の一枚です。
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