エージェント・アーキテクチャは「モジュラー・デザイン」(要素を組み合わせるデザイン)になっており、各モジュールの中身をカスタマイズして行くことで、さまざまな人工知能を作り出すことができます。これは極めて機械的・構築的・要素的なアプローチです。
モジュール間を情報が流れて行く仕組みによって、知能が駆動されていくのです。つまりインフォメーション・フローはモジュールを駆動し、モジュールの動作をつないで行くのです。
■参考文献
「デジタルゲームのための人工知能の基礎理論」 三宅 陽一郎 日本バーチャルリアリティ学会誌 、VOL.18 NO.3、二〇一三年
「デジタルゲームにおける 人工知能のワークフローと導入フロー」 三宅 陽一郎 二〇一六年
三宅 陽一郎 「デジタルゲームにおける人工知能エンジン」 映像情報メディア学会 学会誌 2014年2月号
★この記事はiCardbook、『<人工知能>と<人工知性>: —— 環境、身体、知能の関係から解き明かすAI—— 』を構成している「知識カード」の一枚です。