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ラス・カサスの「普遍性」

◎ラス・カサスは、「人類はひとつ」を押し立てて、16世紀、スペインによる、征服戦争を背景にした新大陸(インディオス)先住民に対する強引な改宗や迫害を告発したドミニコ会士。平和的改宗計画と先住民の人権擁護をスペイン国王に訴え、「インディオス新法」を発布させた(1542年)◎

目次

1.スペインの征服戦争とポルトガルの交易競争
2.キリスト教世界の価値観の普遍性が試される

3.ラス・カサスとビトリアの「普遍性」
4.21世紀の「普遍性」論へつながるセプルベダとラス・カサスの論争

 

1.スペインの征服戦争とポルトガルの交易競争

ヨーロッパ諸国家による非ヨーロッパ地域の植民地化

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●ケインズの時代が終わり、マルクスの時代が始まる

150123 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

●ケインズの時代が終わり、マルクスの時代が始まる http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2015/01/post-900.php
「国境」は比較的新しい発明だったが、そろそろ賞味期限か。「一国ケインズ主義」は、もう終わった。主権国家というシステむ、概念ができたのは1648年のウェストファリア条約だが、神聖ローマ帝国の300以上の領邦が「至上の主権」をもつというのはもともと矛盾していた。したがって主権国家が制度的本格的に確立したのは、第1次大戦後のこと。それが、グローバル化で希釈されはじめたのだ。

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