Tag Archives: 在宅勤務

●ニューノーマルへ 社会のOSをアップデートせよ

コロナ後、テレワークを結局「無かったこと」にしないために

個人のベースでいうと、「常識のアップデートを止めてはならない」。社会のベースでいうと、「社会のOSは書き換えられ続けなければならない」。それがこのたびのコロナ禍で浮き彫りになった、あるいは問われていることではなかったか。

ここではより具体的に、「テレワーク/在宅勤務」に的を絞って考えてみよう。

(緊急事態宣言解除でテレワークから「全員出社」に戻る企業の危機 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/052100102/

日本の企業社会は、仕事と従業員についての業務編成原理・価値観のアップデートを怠らず、これまでの平成年間30年を過ごしてきただろうか。

「Global Remote Working Data & Statistics、Updated Q1 2020」は、世界各国のテレワークの状況を調査、その報告しているが、そこでは日本の「労働者が在宅勤務を望んでいるのにもかかわらず、企業がそれを認めない」状況が浮き彫りになっている。 Continue reading

 

●日本的高密都市の行方 企業の「ニューノーマル」は生まれるか

欧米は3月から、日本でも4月から外出禁止(日本では自粛)や対面中心の一部業種に対する営業休止(日本では自粛)が続いている。ここにきてようやく、これら制約の「解除」の動きも出てきた。しかし「新しい生活様式」「ニューノーマル」の起点である、感染予防の「 social distancing」。当面ここは変わらない。

だとすると、コロナはいわば強制的な「共通体験装置」として機能し続ける。いままでの「日常と非日常」区分の見直し、「もともと持っていた価値の転換」を実感する、そういう時間をわれわれは過ごしてきたし、これからもしばらく続けることになりそうだ。

さてそれでこのコロナ下での体験を機に、日本の「会社社会」は変わっていくのか企業の「ニューノーマル」へ向け「社会の危機を変化の入口に」することが、日本の「会社社会」はできるのだろうか。それとも危機が終われば元へ戻るだけの話しだろうか。 Continue reading

 

●複数の仕事とベーシックインカム 「ポスト資本主義」の模索

160610 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●テクノロジー・エリートが頂点でそれ以外は底辺、という時代がきている http://www.gizmodo.jp/2016/06/post_664697.html?utm_source=atom&utm_medium=rss
「アメリカでは1980年代、労働力の8.2%がテクノロジーの進化でできた新しい種類の仕事にシフトしていました。でもその割合が1990年には4.4%に、2000年代には0.5%にまで落ち込んでいるんです」。
1952年、20世紀を代表するアメリカ人作家のひとりであるカート・ヴォネガットが初の長編小説「プレイヤー・ピアノ」を発表。そこでほぼすべてのものが機械化され、人間の労働者が不要になった近未来社会を描いた。技術が社会を分断する近未来。
だが、技術を装備した起業・個人事業主という選択もこれからは可能だし、増えていかなければ「ポスト資本主義」時代は乗り越えられない。

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●幸福度に関する最新の知見はこれだ

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

1.幸福を強く感じる人ほど特定の脳部位が大きい―幸福感の神経基盤を解明 http://www.zaikei.co.jp/article/20151122/280175.html
右半球の楔前部(頭頂葉の内側面にある領域)の灰白質体積と主観的幸福の間に、正の関係があることが示された」。
「より強く幸福を感じる人は、この領域が大きいことを意味し、また、同じ右楔前部の領域が、快感情強度・不快感情強度・人生の目的の統合指標と関係することが示された。ポジティブな感情を強く感じ、ネガティブな感情を弱く感じ、人生の意味を見出しやすい人は、この領域が大きいことを意味する」。(発表論文 The structural neural substrate of subjective happiness : Scientific Reports http://www.nature.com/articles/srep16891/

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●地方創生の切り札は「よそ者」「馬鹿者」そして「若者」

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●地方創生の切り札は「よそ者」「馬鹿者」そして「若者」 http://president.jp/articles/-/16320
『地方消滅』で問題提起した増田寛也氏は、『地方創生ビジネスの教科書』で「解」を示した。
「地方自治体は「(税金を)使う」という文化で、この本に出てくるような「ビジネスをする、稼ぐ」という意識があるところは非常に少ない」。
「「平等にしなくては」という意識も強くなりがち(略)。自治体の意識が「稼ごう、ビジネスを成功させよう」という風に変わる」かがポイント。

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