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有機的で複雑系

もうひとつの知の体系化(3)

「木」のメタファがダメなのではない。
世界は中央集権的で階層性もあるが、同時に有機的で複雑系なのだ。

そして「近代」の進展はそのもうひとつの側面を前景化させている。

都市に象徴されるように。
インターネットに象徴されるように。

 


『コミュニケーションの数学的理論―情報理論の基礎』 C.E. シャノン, W. ヴィーヴァー
『新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く』 アルバート・ラズロ・バラバシ

 

都市

もうひとつの知の体系化(2)

しかし社会は自然は、「木」のメタファだけで語りつくせはしない。

建築家クリストファーが表した著書のタイトルは、
『都市はツリーではない』、だった。

「木」のメタファは世界が中央集権的に出来ていると、誤解させがちだが、
人間の作った第二の自然、都市は、有機的な存在だ。


『パターン・ランゲージー環境設計の手引き』 クリストファー・アレグザンダー
『アメリカ都市の生と死』 ジェイン・ジェイコブズ