Tag Archives: デジタル教科書

●「学校パソコン、もう返したい」先生とデジタルで変わる生徒


「まず、大切なのは、教師が適切なデジタル・リテラシーを身につけることである。デジタル・リテラシーとは

・自分の目的合ったデジタル・コンテンツを見つけだし、使えること
・目的に応じて、自分でデジタル・コンテンツを作ることができること(たとえば、ブログを作ったり動画を作成するなど)
・デジタル機器やアプリを使って、コミュニケーションや情報交換ができること

だとわれている。

教師が常に新しいアプリケーション・ソフトに精通している必要はない。ただ、授業の目的に応じて、相応しいコンテンツを自信を持って使えるだけの、最低限の知識とスキルは不可欠である。(バトラー後藤裕子 『デジタルで変わる子どもたち』)」


Continue reading

 

●主体的、能動的に学習する(アクティブ・ラーニング)ためのICT活用

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●アクティブ・ラーニング(子供たちが学びに向かう姿)の視点からの授業改善 学期末の子供たちの感想編 http://blogs.itmedia.co.jp/kataoka/2016/08/active-learning.html
先生が一方的に話すのではなく、グループで対話をする活動を取り入れるといった、「見た目の手法」のことを指しているのではない。
子供たちがずっと学びに取り組もうと思う、ように「教科・単元設計を見通しをもって考え」、「子供たちの感想・授業評価から常に授業を見直して修正し続ける」工夫ある授業作り、が、「ALの視点からの授業改善」。

Continue reading

 

●危機にある日本の大学

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

◯AIで変わる大学教育 学生の読解力こそ重要 国立情報学研究所教授 新井紀子氏 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO99025570Z20C16A3TCQ000/
危機的状況にある、日本の大学生と大学経営。
「(こんにちの日本の)大学の主な問題は、学生が大学教育を受けられる状態で入ってきていないことにある。大学教育は学生が自分で教科書を読んで勉強できることが前提だが、そうなっていない。初年次教育と称して、小学校でやるようなことをまた教えたりするのはあまりに効率が悪すぎる」。

「大学の入り口の状況を改善するには、中学卒業までに中学の教科書を読めるようにし、高校では普通の文章を書けるようにする必要がある。教科書も読めないのにプログラミング教育とか、やっている場合ではない」。

Continue reading

 

●教育用プラットフォーム

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●教育xITの「ハイプ・サイクル」に負けないために (前編) http://senseicode.club/3-edtech-hype-cycle
テクノロジーの「流行り → 廃り → 一般化」という現象に、アメリカのIT調査企業ガートナー社は「ハイプ・サイクル」という名をつけている。では教育ICTはそのサイクルのどこに今いるのか。

「エドテックは現在、ハイプ・サイクルで言うところのピーク期を通り過ぎ、幻滅期に差し掛かっている」。これはアメリカの状況認識。なにしろ2014年の時点で、「アメリカの学校の校長の93%が「ITを効率的に利用するのは教育において必要不可欠である」とし、また子どもをもつアメリカの親の84%も同様に答えて」たのだから。
では日本は?
日本のエドテック企業はまだバブルになるほど盛り上がっていないと思いますし、ピーク時でもアメリカほどにはならないかもしれません」。

Continue reading

 

●「何を知っているか」から「何ができるか」へ、

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●教育ICT:アメリカ最新動向 2016 【セミナー備忘録】 http://society-zero.com/chienotane/archives/4108
 「何を知っているか」から「何ができるか」へ、
 「知識注入型」教育から「参加学習型」教育へ、
 ICT教具論(教員主導型)から、ICT文具論(学習者中心型)へ、

こういった方向へはっきりと米国は舵を切った。

そのために、ICTの加勢をもらう発想。相互運用性、規格標準化が肝。
加勢のおかげでデータ活用によるその子にあった教育プログラムが可能に。そうなると固定した内容の教科書はいらない=単元IDさえしっかりしていれば。



Continue reading

 

●「科学とは模型の作成である」から国際バカロレアまで

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●京大・早大を経てマレーシアにきた社会心理学者に、日本との教育の違いを聞いてみた http://www.malaysia-magazine.com/immigrate/child_education/%e6%95%99%e8%82%b2/1387/
日本、米国、オーストラリア(マレーシア)と3つの国で教育経験を持ち、現在マレーシアに住む小学生の親でもある社会心理学者。京大、早大の教職を捨てマレーシアに来たのは、3.11がきっかけ。
「まあ、いいから仲良くしなさい」というのが日本の教育。日本は「コミュニティ志向」、しかしそれ以外の生き方を知らないから、いやでもコミュニティに頼らざるを得ないだけで、ほんとはコミュニティが嫌い。結果、安心感はあるが、信頼感はない日本の社会が形成された。
「私は教育は学校よりも、親が「問題を解決している姿を見せる」ことが大事だと考えています。例えば、海外に移住した親が、住むところをどう探すか。子供は、親が生きるための意思決定をしている姿を見ています」。
いま、カイシャが変わり始めている。つれてコミュニティが変わる、すると日本人も変わっていき、教育も変わっていくだろう、と。 Continue reading

 

●ICT教具論(教員主導型)から、ICT文具論(学習者中心型)へ進むべき

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●何が人生を幸福・健康・成功に導くのかを70年間追跡調査した「The Life Project」でわかったことまとめ http://gigazine.net/news/20160302-life-project-happy-healthy-successful/
教育に関して、政府ができること、親ができること。
・「1990年代イギリスで11歳の子どもが持っているはずの能力よりも読み書きの能力が低い、とされた大人は5人に1人の割合でした。計算に関しては3人に1人が11歳の子どもの能力よりも低く、7~9歳の子どもよりも能力が低かった割合は4人に1人だった」。
→イギリス政府は2000年代初頭に成人を対象とした教育システムを開始。
・「不利な環境で生まれた子どもであっても、子どもが5歳の時に親が本を読んでやり、10歳の時に教育について考えている家庭では、子どもが30歳になった時に貧困である可能性が著しく低かった」。

Continue reading

 

●日本の大学学費の高さ、奨学金制度の弱さ

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●学研ホールディングスとピアソン・ジャパンが業務提携契約を締結 http://ghd.gakken.co.jp/news/hd/201512/20151222.html
教育産業は世界的に見ても成長産業であることは間違いない。業務提携においては、両社の持つ独自のリソースを融合させ、ステップを踏んでシナジーを深めていく。
まず「ピアソンの様々な既存出版コンテンツ及び教育ソリューションを、教室・塾、高校・大学など学研グループ各社のもつ販売チャンネルを通じて、提供」。次に「両社間で市場のニーズに応じ、新たな出版コンテンツを共同開発」、そして
「ピアソンの持つ教育コンテンツ開発力と、学研の持つ教室・塾事業との知見とを集結して新たな教育サービスの事業化を検討し、あらゆる世代の人々が知識やスキルを深め、より大きな可能性に挑戦する機会を提供」していく。

Continue reading

 

●社会が変わったら、教育も変わる

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●今の日本に本当に必要なのは、誰に何の教育か? http://www.huffingtonpost.jp/jpolicy/japan-education_b_8324186.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001
製品にはプロダクト・ライフ・サイクルがある:「導入期→成長期→成熟期→衰退期」。同様に「組織や制度にも寿命というものがあります。教育制度も、けっして例外ではありません。戦後70年間、現在の教育制度は素晴らしい機能を果たしました。しかし、今は変化が必要なのです」。

Continue reading

 

●オープンとアクセシビリティがニュースになる日

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●オープンアクセスのパラドックス 【セミナー備忘録】(1) | ちえのたね|詩想舎 http://society-zero.com/chienotane/archives/2565
第17回 図書館総合展での土屋俊氏の講演、「学術情報流通の動向2015」から。
Elsevier社が発行する言語学のトップクラス・ジャーナル(学術専門雑誌)であるLingua誌。そこで2015年11月2日、事件が起きた。ことの発端は「オープンアクセス・ジャーナル」を巡る、出版社側と学術コミュニティ側の主導権争い。背景には高騰する電子ジャーナル価格がある。
次世代の、新しい知のエコシステムをどう構築するか。デジタル化で、パッケージとしての雑誌が相対化されていく中で、知のエコシスムをどう再生するのか。

Continue reading