Tag Archives: 格差

●「利他的な夢」を描け…学習意欲復活への道

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●「利他的な夢」を描け…学習意欲復活への道 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/CO015131/20150407-OYT8T50226.html
入学時に語られる言説を180度回転させてみよう。通常は、「あなたは、あなたのために学びなさい」という論理になりがち。将来役に立つから、と。しかしここで、利己から利他へ。「自分のために学ぶのでなく、誰かのために学ぶ。(これまで)多くの人たちが作った社会から恩恵を受けてきたはずだ。(これからは)社会に貢献できる人間へと成長し、恩を返すべきである」。

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●なぜ日本より米国の方が富の格差が大きいのか?

┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

●なぜ日本より米国の方が富の格差が大きいのか?「r>g」からみてみた http://zuuonline.com/archives/52057
ピケティによると、世界の平均値として、資本収益率r(株式・不動産・債券などの資本運用で得る収益の割合)は4~5%、経済成長率g(主に労働による所得の伸び率)は1~3%台となり、r>gが成立。ところが同じ「r>g」でも米国の場合は、gは2.7%以上でrが8.3%と高い。そのうえ、スーパー経営者が所得格差を拡大させている。日本はデフレなので、「r>g」の程度は小さい。日本の格差拡大メカニズムは、正社員60%と非正規社員40%という雇用形態による格差に起因する。

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○資本主義は平和をもたらす 人類は頑張ってきたんだもの

150403 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

○【最終回】資本主義は平和をもたらす http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4836


人類は少しずつ前進し、改善を重ね、「社会」という仕組みをを鍛え上げてきた。中国は「天」を、西欧は「憲法」を作り、為政者を牽制する仕組みとともに、官僚制と民主制を誕生させた。とりわけ産業資本主義が発達した西欧近代は、資本主義を社会の基底に据えることにした。資本の運動により「富は奪わなくても創造できる」からだ。「富を創造するためには平和が必要で、人々が自らの権利と思うものを相互に尊重しあうことが必要だと考えるようになる。ここから、権利章典の思想が生まれ」、「憲法」概念が考案された。

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●MITが「世界で最も革新的な50社」を発表─Googleは3位、Apple圏外

150327 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

●MITが「世界で最も革新的な50社」を発表──Googleは3位、Apple圏外 http://appllio.com/20140221-4890-mit-50-smartest-companies

日本企業は一社もない。つまり日本に、イノべーティブな企業はない、との判断。ただし、アップルも圏外。アップルは、「いま」イノベーティブでなくなっている、ということ。「このランキングが焦点を合わせているのは、いまどこで重要なイノベーションが起きているのか」が判断基準だからだ。

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『21世紀の資本』|ピケティ用語集

フランス人経済学者、トマ・ピケティによる経済書。2015年1月時点で、世界10数カ国で翻訳刊行され累計100万部を突破している。原著は2013年9月母国フランスで、2014年4月には英訳版が米国で、また2014年12月邦訳版がみすず書房から発売された。

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●世界の上位わずか80人の富が、下位35億人とほぼ等しいことがわかる衝撃のグラフ

150213 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

●世界の上位わずか80人の富が、下位35億人とほぼ等しいことがわかる衝撃のグラフ http://newclassic.jp/19505

「ダボス会議」に先立ってNGO「OXFAM」が発表したレポートから。「トップ80人の富がもっとも貧しい人々50%の富に徐々に近づいて行き、2014年に入ってついにそれを追い抜いた」。またその最富裕層の30%はアメリカ人。(レポート: http://bit.ly/1KURHNh )

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●資本主義を生かすために トマ・ピケティ氏に聞く (インタビュー)

150206 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

●資本主義を生かすために トマ・ピケティ氏に聞く http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82651470R30C15A1TY6000/

「戦後の高成長期に戻れると思うのは幻想で、現実の成長に合わせたプランB(代替策)を考えるべきだ」「金融の機能は貯蓄を最も収益性の高い生産的なビジネスに向けること。教科書にはそう書いてあるが、現実は違う。金融規制の緩和を進めた結果、金融部門の投資と実体経済に直接の結びつきがなくなってしまった。大口投資家は高度な運用手法を駆使して高収益を上げられるが、小口の投資家はそうではない」「投資を呼び込もうとする国々の税率下げ競争も、資本収益率の向上を促してきた。極端な税逃れの資本移動の横行は目に余り、国際的な規制や制裁が試みられるようになっている。各国は協調してこうした行動に弾みをつけるべきだ」。

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ヴォートランのお説教|ピケティ用語集

ヴォートラン

19世紀フランスの文豪オノレ・ド・バルザックの代表作『ゴリオ爺さん』に登場する悪党がヴォートラン。

舞台は1810年代のパリ。ゴリオ爺さんは苦労人で、革命時代とナポレオン時代にパスタと穀物の事業に汗を流し、いったん財をなしたものの、その財を二人の娘のためにつぎ込んでしまい(パリの最高上級社交界に娘を送り込み、婿探しをした)、いまは貧しい下宿屋の主人。その下宿屋には上流社会入りに憧れ、地方からやてきた苦学生、法学を勉強しているウージェーヌ・ド・ラスティニャックと、お尋ね者で「トロンプ・ラ・モール」(死のいかさま師)と呼ばれる悪党の親玉、ヴォートランがいた。 Continue reading

 
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クズネッツ|ピケティ用語集

アメリカの経済学者(1901~1985年)。ロシア生まれで、アメリカに移住、帰化し、1926年にコロンビア大学で博士号を取得。その後ペンシルベニア大学、ジョンズ・ホプキンズ大学、ハーバード大学教授を歴任。1971 年ハーバード在籍中に 、ノーベル経済学賞を受賞。

業績は大きく二つ。アメリカ国民所得計算の収集と分析。そして開発経済学という分野を確立した点。

このふたつの仕事の成果として生まれたのが「逆U字型曲線」。

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●ビル・ゲイツ、トマ・ピケティの『21世紀の資本』に共感するも「富裕税への増税には賛成できない」

150130 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

ビル・ゲイツトマ・ピケティの『21世紀の資本』に共感するも「富裕税への増税には賛成できない」 http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/05/piketty-bill-gates-not-pay-more-in-taxes_n_6420418.html

富める者一人一人が自らの富をどのように使っているかを考慮せずに、富裕層をひとまとめにしている点は間違っていると主張。米国には寄附の運動や、ボランティア活動の習慣がある。

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