Tag Archives: ピケティ

●世界の上位わずか80人の富が、下位35億人とほぼ等しいことがわかる衝撃のグラフ

150213 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

●世界の上位わずか80人の富が、下位35億人とほぼ等しいことがわかる衝撃のグラフ http://newclassic.jp/19505

「ダボス会議」に先立ってNGO「OXFAM」が発表したレポートから。「トップ80人の富がもっとも貧しい人々50%の富に徐々に近づいて行き、2014年に入ってついにそれを追い抜いた」。またその最富裕層の30%はアメリカ人。(レポート: http://bit.ly/1KURHNh )

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トマ・ピケティ|ピケティ用語集

フランス人経済学者。「格差の拡大は資本主義に内在するメカニズムだ」というメッセージが注目を浴び、欧米で、そして日本でも飛ぶように売れている経済書『Capital in Twenty-First Century(邦題:21世紀の資本)』の著者。

フランスでは著名な知識人の一人。左派系の日刊紙リベラシオンでコラムを執筆し、2007年のフランス大統領選では社会党のロワイヤル候補に最高経済顧問として仕えた。経済学を社会学に架橋する点で、米国中心の現在の世界の経済学の潮流に異を唱え、著書が脚光を浴びる原点となっている。

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●資本主義を生かすために トマ・ピケティ氏に聞く (インタビュー)

150206 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

●資本主義を生かすために トマ・ピケティ氏に聞く http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82651470R30C15A1TY6000/

「戦後の高成長期に戻れると思うのは幻想で、現実の成長に合わせたプランB(代替策)を考えるべきだ」「金融の機能は貯蓄を最も収益性の高い生産的なビジネスに向けること。教科書にはそう書いてあるが、現実は違う。金融規制の緩和を進めた結果、金融部門の投資と実体経済に直接の結びつきがなくなってしまった。大口投資家は高度な運用手法を駆使して高収益を上げられるが、小口の投資家はそうではない」「投資を呼び込もうとする国々の税率下げ競争も、資本収益率の向上を促してきた。極端な税逃れの資本移動の横行は目に余り、国際的な規制や制裁が試みられるようになっている。各国は協調してこうした行動に弾みをつけるべきだ」。

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ヴォートランのお説教|ピケティ用語集

ヴォートラン

19世紀フランスの文豪オノレ・ド・バルザックの代表作『ゴリオ爺さん』に登場する悪党がヴォートラン。

舞台は1810年代のパリ。ゴリオ爺さんは苦労人で、革命時代とナポレオン時代にパスタと穀物の事業に汗を流し、いったん財をなしたものの、その財を二人の娘のためにつぎ込んでしまい(パリの最高上級社交界に娘を送り込み、婿探しをした)、いまは貧しい下宿屋の主人。その下宿屋には上流社会入りに憧れ、地方からやてきた苦学生、法学を勉強しているウージェーヌ・ド・ラスティニャックと、お尋ね者で「トロンプ・ラ・モール」(死のいかさま師)と呼ばれる悪党の親玉、ヴォートランがいた。 Continue reading

 
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ラスティニャックのジレンマ|ピケティ用語集

ラスティニャックのジレンマ

19世紀フランスの文豪オノレ・ド・バルザックの代表作『ゴリオ爺さん』に登場する法律を勉強する苦学生がラスティニャック。

ラスティニャックのジレンマとは、勉強と労働で功成り名を遂げ、安寧な生活を得るのが効率的か、資産家の娘と結婚することで相続で不自由しない生活を手に入れるべきか、の二者択一のことだ。 Continue reading

 
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オバマ大統領|ピケティ用語集

第44代アメリカ合衆国大統領。「Change」「Yes,We Can」のスローガン、キャッチフレーズで、経済格差と金融危機をもたらした共和党ブッシュ政権からの変革を訴え、アメリカ史上初のアフリカ系アメリカ人大統領に。父はケニア人留学生,母はカンザス州生まれの白人。

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知のパラダイムシフト

●ついにキャズム超え–コミック市場の4分の1は電子書籍

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●ついにキャズム超え--コミック市場の4分の1は、すでに電子書籍になっていた http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35059325/



電子化における、コミック、そして文字ものの段階では、カニバリズム論は杞憂であった。むしろ新規需要を掻き立て、紙と電子合計でのコミック市場は2012年以降、底を打ち、上昇傾向に。

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クズネッツ|ピケティ用語集

アメリカの経済学者(1901~1985年)。ロシア生まれで、アメリカに移住、帰化し、1926年にコロンビア大学で博士号を取得。その後ペンシルベニア大学、ジョンズ・ホプキンズ大学、ハーバード大学教授を歴任。1971 年ハーバード在籍中に 、ノーベル経済学賞を受賞。

業績は大きく二つ。アメリカ国民所得計算の収集と分析。そして開発経済学という分野を確立した点。

このふたつの仕事の成果として生まれたのが「逆U字型曲線」。

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トリクルダウン|ピケティ用語集

「富める者が富めば、それは社会全体の富の増大につながる。そうすれば、富は貧困層にもこぼれ落ち、経済全体が良い方向に進む」とする考え方。 Continue reading

 

ピケティ勉強会(4) 実は、ピケティはこうも言っている。

4.実は、ピケティはこうも言っている。

4-1:マルクスは読んでいない

昨年、2014年5月に米国で英語版が出版され、それを日本で読んだ研究者、編集者が「21世紀の資本論」とタイトルを訳して論評を載せ、マルクスの『資本論』と対比させるような議論がさかんに展開された。日本語訳が出た、2015年の今でも、その状況は変わっていない。

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